エロマンガ無料サンプル見放題 HNT - 最後の晩姦 [性活窃視症]

おすすめレビュー

短いお話ですが、突き刺さってくるものがあります。
受は、出会って付き合い始めのころは、攻を若い自分を尊重してくれる立派な大人に見ていたのかもしれませんが、自分が成長するうちに、相手が昔の自分に手を出して乱暴なセックスを仕込んだ、ただの残念なおっさんなことに気が付いてしまったのでしょう。
受も、父親の幻影を見ていただけで、二人はもと通じ合っていなかったのかもしれない。
攻めの年上男のセリフや行動が、なぜ受の子が見限ったのかを端的に語ってきて辛いです。
確かに受の子は変わってしまったのだろうけど、最初に変えてしまったのは攻の男なんだろうな。
受けの子だけでなく、他のものにも自分が置いて行かれていることを感じているからこその、「お前ら」複数呼びなのだろうかと思いました。若い子が年上を好きになるみたいな関係の漫画。
好きだと思っていた恋愛の感情が違うって知ってしまった感じの内容だった。
長年付き合っても仲はさほど思った以上に仲良くなかったように感じる。ただの肉体関係だけのつながりだったのか?でも片方は、好きというのがわかる。
心がえぐられる漫画だった。とても好き。続きがあれば読みたい。他の方のレビューにもあるように短さにまず驚きます。
ただ、これ以上長く描く必要があるのかなとも読み切ると思います。
どちらかと言えば攻めの心情に共感してしまい、最後に複数形で呼び掛けるモノローグが胸に刺さりました。
新しい環境に身を置く事で見えてくる物もあるし、出会った当時の相手の年齢に近付くにつれ分かってくる事もあるので、受けがどういう思いで最後にすると切り出したのか、真意はわかりませんが、攻めに共感しつも、身に覚えのある感覚で読み返して行くうちに2人の中で渦巻く感情の重たさを感じ、苦しくなります。
最初は物足りなく感じていたはずなのに、短い作品で良かったと思うようになります。
2人のパーソナルな部分を推し量れるような描写はあまりありませんが、とある年齢差カップルの終わりの話とだけ理解出来ていれば問題ないかと。
二人のこれまでやこれからに想像が膨らんでいく良い作品でした。このサークルさんの本を読んだのは二冊目ですが、やっぱり線画が上手いなぁと。立体感や重量を感じる描き方をされているうえに、描写がエロいです。あとすごく生々しいですね。
どちらの心理もちょっとわかるなぁと。長く一緒に居ても体のみの間柄だったっぽく、ただ時間だけが積み重なっただけの関係だと別れの最後ってこんなもんなんだろうなぁと感じました。
最初は年上のお兄さんに憧れなどもあったのでしょうけど、自分は成長しているのに、攻め側の時間は止まったまだなと感じたら、一気に冷めてしまいますよね。
お話としてはとっても短いですが、エロさ的は「素敵作品をありがとうございます!」と思える内容でした。見上げていたものが、同じ目線になる。
わからなかったことがわかってくる。
当たり前のことが切ない。
こういう感じ好き。
最後に呼び止められた受の笑顔が哀しい泣き笑いみたいに見えたんだけど、モノローグ読む限り違う?
攻の最後のセリフが複数形だったのはこういうこと繰り返されてるの?とか人生全般?とか攻の職業何だろう?とか、この後、どうなるの?とか知りたいこといっぱいあるけど知らない方がいのかもしれない(笑)
短いけど後を引く～。ただのBLではありません。
人間の特性について上手く描写されています。子供の頃は自分の瞳にカッコ良く映っていた人が大人になった現在では昔みたいにカッコ良く思えないなんてこと誰にでもあるのではないでしょうか?い歳なのに精神年齢は成長してなくて、自分より劣っていると思ってた人に追い抜かされて病むなんてこともよくあると思います。そんな人間の醜さを痛感する作品です。
特に最後のコマの、あんたのことカッコいと思ってた・からの言葉がすごく胸に突き刺さりました。
ハッピーエンド好きな方やラブなBLを望む方には抵抗があるかもしれませんが、すごく人間的なBLで私は好きです。