稚○の徒花 [曖昧の惑星] | DLsite がるまに
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没落しつつある華族のひとり息子、清満。大叔父の家に預けられた清満は平穏な日々を送るが、没落しつつある一族を思い心は退廃に暮れていた。 そんなある日、大叔父の長男が自分をいやらしい目で見ていることに気付く。何もかも持っている彼を汚したいという欲望は日常を蝕み始め、やがてみだらな花が咲く――――。 本編72ページ、モノクロ漫画、男の娘もの。
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家の没落を眺めながら、親戚に預けられて一緒に沈んでいくことも許されず、自暴自棄に陥った少年・清満と、環境に恵まれて真っ直ぐ育った太陽のような景長、二人の対照的な関係。清満の視点で話が進むため、序盤は結構陰鬱です。彼が景長を退廃へ引きずり込んでいく話――かと思いきや、景長は思った以上に芯が強かった。
一点の曇りもないハッピーな純愛では決してないし、二人はかつてのような穢れを知らない○供ではいられなくなったんでしょうが、一つの救いの形のようで、どこか安心する読後感でした。