私はいつか今日のことを思い出す [大塚みちこ] | DLsite がるまに
あらすじ
米寿を迎えた母方のおばあちゃん。
目がかわいくて、ウニが大好きなおばあちゃん。
普段は疲れてすぐ老人ホームに戻ってしまうけれど、
その年のお正月はずっと長くいてくれた。楽しかったんだろう。
3月も終わる頃に亡くなったばあちゃん。
ふしぎな納棺式から始まり、人を笑顔にするのが得意だったおばあちゃんの葬儀は
大好きなきよし漬けで親族は涙を拭いながら笑いを堪えるのに必死だった。
葬儀まで明るくしてしまうおばあちゃんが一生大好きだ。
葬儀が終われば、おばあちゃんたちが住んでいた家の片付けに。
おじいちゃんの絵を久々に見て、思い出で心が溢れた。
祖母を見送る母を見て、いつかの自分をそこに重ねた。
いつか過去になって、やがて思い出になるそれを、絵や詩に残し伝わるものがある。
おばあちゃんが生きていた時のできごと。
おばあちゃんが亡くなってからの出会い。
そして今を思う心。当時の日記をそのままお届けします。