それでも傍にいたい『冬馬×唯』編 [Sui☆Sweets] | DLsite がるまに
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『それでも傍にいたい』は『陽真×充』編と『冬馬×唯』編の二つがあります。
こちらは『冬馬×唯』編になっております。
単作でも楽しめるように作ってありますが、二作とも聞いていただけるとより深く物語を味わえる作品になっていますので、よろしくお願いいたします。
Sample
Review
傷つけられた身体、傷つけられた過去を持つ唯くんと、優秀な遺伝子を残すことだけを考えて生きている父に従順な冬馬さん。お互い、初めて本当に相手を愛することを知り、不器用ながらも結ばれるハッピーエンドを迎える物語。秋月勇人さんと近衛頼忠さんの演技はもちろん、物語重視な作品なだけあって、最初から最後まで、じっくり聞き入ってしまいました。頑なに心を閉ざす唯くん…秋月勇人さんの演技で、冬馬さんに心を開いていくのが伝わってきたのと、優秀な弟と冷徹な父に挟まれ、劣等感に苛まれている冬馬さん…近衛頼忠さんの演技で、人を愛することを初めて知ったときに、血が通っていく感覚というか、弟の恋愛も応援するぐらい変わっていく様子が伝わってきたのが凄いと思いました。
唯くんが冬馬さんのことを愛していると気づいたとき、冬馬さんは唯くんへの一途な見守り愛から自分が身を引いた方が良いと思っているというすれ違いを、田野倉さんや陽真くんが正してくれる展開が素敵です。
特に田野倉さんは、すべてお見通しで…。最後の方のシーンで、冬馬さんにお小言を言うときの田野倉さん…みそ汁さんのこの演技が凄く好きです。
作中に『ブッチした』という言葉が出てくるのですが…すみません、無知なもので、初めて聞いたのですが…こういった話し言葉だったり、冒頭に自然に組み込まれたオメガバースの世界観のわかりやすい説明のようなモノローグがあったり。オメガバースというフィクションの世界観なのに、日常感もあることで、オメガバース初心者でも楽しめるボイスドラマという印象を持ちました。
こちらはシリーズもの。もう一方が、神保兄弟の弟がメインの『陽真×充』編。乃木悠星さん演じる優秀な弟の情熱的な一途な愛の物語。対比するほどに、深く味わえるお話です。私は、弟→兄→弟で聴きましたが、どの順でも良いので両方聴いてほしいです。壮大なお話で続編が欲しくなります。 切ない雰囲気が漂う愛を知る物語です。
前作でずっと気になった唯と冬馬微妙な関係は遂に明らかにしました!
ストーリー重視の作品ですのでエッチシーンは少ないです。
唯は両親に売られて金持ちAlphaたちのおもちゃとして酷いやり方で心身も壊されるまで虐められ、妊娠しにくなった惨めなOmegaです。
その憎らしいAlphaたちに勝手に病院のマッチング非法手段で登録され、冬馬に選ばれて、そして二人が出会って、運命の歯車は動き出していた。
冬馬は唯と一緒に発情期を過ごすため、抑制剤も打って、拒否されても唯の傍にいたい優しい気持ち、さらに悪いAlpha全部処分した行動はすごくかっこいです。
自分の事じゃないみたいな冷静で無感情の口調で思い出せない過去を言い出す部分、秋月さんの表現にめっちゃ刺されて胸すごく痛くなった(涙)
近衛さんの優しい低音は冬馬の頼れるエリートイメージと似合い、声優さん二人の相性は良いと思います。
そしてBgmのピアノ曲が大好きです!
幅の制限で恋に落ちたの転折はちょっと早いが、理由は十分だと思います、でも二人の付き合い部分もっと聴きたいです!
自分のOmega3ヶ月間の妊娠も知らなかった冬馬さんは少し可哀想で、自分で過ごした唯も寂しい感じが気がします、でもこれからの人生は二人で一緒に過ごせるのよかったです!
ずっと父の命令に従っていた冬馬はようやく自分の本心を聴いて、唯を一番大切にしたい気持ちで、唯の氷で閉じ込められた心を溶けかけて、お互いに大事にして、一生幸せにしてください!