ハルタカ [魚の心臓] | DLsite がるまに
Contents
※注意
本作品には激しい暴力描写や、怒鳴り声などの大きな音声が含まれています。
苦手な方はご視聴をお控えください。
また、本作品はボーイズラブボイスドラマですが、
登場人物が女性と付き合っている表現が含まれます。
(女性のCVは登場しません。)
あらかじめご了承ください。
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どこにでもいる大学生の「吉野春貴(よしのはるたか)」は、
同じバイト先の先輩、「斉藤樹(さいとういつき)」のことがよくわからなかった。
樹は飄々としていてつかみどころがなく、そして顔がきれいだ。
女性によく言い寄られていて、それなりにいいところまでいくのだが、
そのうちの誰とも長続きすることはなかった。
よくわからないまま、二人は仲が特別良いということも、悪いということもなく
まあ、友達と言えば友達かな、というような関係だった。
挨拶や軽口を交わし、時々は互いの家で飲んだり、泊まったりすることもあった。
そのうち二人は、酒に酔った勢いで、不思議な肉体関係を持つようになる。
しかしその関係は、あまりにも歪で、暴力的だった。
「……ハルタカ。」
行為が終わった後に、隣の布団から聞こえてくる、掠れた声。
春貴は、樹との歪んだ関係を忌み嫌いながらも、樹に惹かれていく。
繊細な青年二人の、暴力的なボーイズラブドラマ。
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<トラック構成>
01-わかんない先輩(05:03)
バイト先の先輩「斎藤サン」は、なんかちょっと変だ。
何考えてるのかぜんぜんわかんない。
02-家(11:36)
儀式みたいに始まる、歪な関係。
斎藤サンは俺に猿轡を咬ませると、俺のことをただ殴り続ける。
03-ボーイズトーク(13:24)
俺達の始まりは、ほんのささいな喧嘩と、酒の勢いの暴力。
だけど、俺を殴った後の斎藤サンは、なぜか俺より怯えていた。
04-ヤバイ(19:15)
俺、それしていいって言ってない。
05-それって告白?(05:01)
いつもよりヤバくて激しかった日、斎藤サンに告白された。
俺男とか、しかも斎藤サンとか、考えたことなかったけど。でも。
06-性癖(03:12)
『……吉野を殴るのが、やめらんない』
07-おまけ1(02:06)
08-おまけ2(00:50)
総再生時間(1:00:30)
wav版、mp3版同梱。
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<登場人物>
吉野春貴(よしのはるたか)CV.麻生修也
どこにでもいる大学生。コンビニでアルバイトをしている。
やや女顔なのがコンプレックス。押しに弱い。受け。
斉藤樹(さいとういつき) CV.みつはし
フリーター。顔がいい。一度そこそこいい会社に就職したがすぐに辞めてしまった。
人に言えない性癖がある。モテる。攻め。
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イラスト:小林虹介
シナリオ:うおずみ
Sample
Review
痛いのも恐いのも基本的にはダメなんですが、サンプルの「気が狂ったとしか思えないコミュニケーション」に釣られて購入しました。不可思議で軽妙なやりとり(主に斉藤サンがどうかしていて、吉野が素直にツッコむ)が、期待以上に面白くてずっと聞いていたいくらいでした。
冒頭から吐息でびっくりしますが、かわいすぎず、男同士だなぁと思わせるドライな雰囲気です。(冒頭は。)
斉藤サンが、振り幅が広くて(ちょける、ちゃかす、迷う、感情的、苦しむ、喜ぶ、震える、安心する)、それに戸惑いながらも応える吉野。
繊細な演技から振り切った演技まで楽しめると思うので、作品内容と試聴をチェックしていただいて、キャストファンの方には是非聴いていただきたいです。
吉野目線のモノローグがとても耳に優しく、でも迷いや戸惑いとツッコミが折り混ざっていて、ダイアログでのいろんな表情(冷静に取り繕っていたり、怯えたり怒ったりと感情的になったり)と相まってしびれました。
すごく痛々しいお声も、かわいすぎないのに愛しい感じで凄いです。いや、かわいかも。
唐突によくわからんことを言う斉藤サンは、抑揚も間も独特なんですが、内面を隠していながらも、おそらく彼なりの迷いや答え探しの中で素直に発言してる部分も感じられてハッとします。
殴らずにはいられない斉藤サンと、なぜか殴らせてしまう吉野。
なんでか分からないけど、どうしたらいんだろう、という迷いが散りばめられていて、とても甘酸っぱく感じました。
SEも役者さんの声も痛そうで、でも、体の深いところから震えて出る欲求が伝わってくるようで切ないような…。
個人的に、一言一句レベルでキュンとくる台詞だらけなんですが…
「俺、頑張るから。」が、誰のために…!無意識?と印象に残っています。
飄々としてる斉藤サンにとって、きっと吉野は女神みたいなものなのかなと思います。 暴力系ということで購入致しました。
受けの声優さんは安定でした。
攻めの声優さんは初めて聞いた方なのですが普段の声と狂ってしまった時の声の違いを出すのがとてもお上手でした。
ただ、叫び声と効果音が少々大きめかなと思いました。
内容も面白かったです。
新作、続編待ってます! 声優さん双方とも上手なので安心して聞けました。ただ、作品内容にも書かれているように暴力的な内容があるので、そういうのが苦手な人は注意してください。
受け(吉野春貴 CV:麻生修也 さん)の叫び声や大変な目に遭ってるのに冷静なこと思ってる時の語り口調とか、攻め(斉藤樹 CV:みつはし さん)の狂気じみているけど何かに縋らずにはいられなくて自分で制御できてないかんじの声とか聞きたい方はいかも。
編集も良かったです。
エロいのより二人の関係を描いた物語です。
歪さの中に繊細な心の動きが上手く表現されていて良かったです。好き。確かに歪やなぁ。
でも、歪なりに頑張ってる(?)んやろうなぁ。双方とも。って思いました。
おまけも面白かったです。アップダウンが激しいけど、何かちょっと可愛くて笑ってしまいました。微笑ましかったです( *´艸`) 傑作でした。
意味わかんないし、一緒に居て疲れるけど斎藤さんのことを分かりたいと思っている吉野。表面上は取り繕って、うまくやろうとするけれど本当の自分を誰にも見せられない斉藤さん。
この二人の関係はあまりにも不器用だけど、あまりにも優しい。
斉藤さん(cvみつはしさん)は暴力で性的な興奮を得る人です。でも、完全な異常者というわけではなく、自分が異常であることをきちんと自覚している人。他人の気持ちを慮れる人。だからこそ、他人に自分を見せないように取り繕います。いくら心が寂しかろうが、誰にも見せません。
吉野(cv麻生修也さん)はそんな斉藤さんを分かりたいと思っています。分かりたいから、自分の中身を見せてくれない斉藤さんの「上手な生き方」に腹が立つ。この人の心がどんな形をしていようが、自分は受け止められるよ。だから真っ正面から来いよ。って感じです。
この二人が織りなす日常が、例え痛みを伴い、傷が残るものだとしても、お互いに納得できる愛し方なんだと分かりました。
まず台本が神がかっています。5,6トラックの最後の一言で、いつも「あ…;」ってなっちゃいます。時間はそんな長くないのに、関係性をスッと理解できます。
そしてみつはしさんと麻生さんの演技力はものすごいです。斉藤さんと吉野の実在感が物凄いです。台詞の節々から感情が滲んでいて、叫ぶシーン、呼び止めるシーン、泣くシーン様々なシーンで光っています。吉野を引き止める時の「やだっ!」の本音感で萌えました。また、本編はもちろん、おまけトラックの面白会話も見所です。とても癒され、聴き終わった後は暖かい気持ちになります。
バイオレンスなシーンはあるもの、聴いても心にあざができないタイプのボイスドラマです。むしろ癒されます!全人類に聞いてほしい! DV 関連を取り扱った作品だけど
単純にお話が面白かった
受けが安定の役者さんなので安心感もあり
じっくり聴けました
エロ自体はそんなに多くはないですが
二人の歪な関係を重視して描かれているので
なるほどといった感じ
一風変わったある意味過激なBL 作品を聴きたい方にはおすめかもしれません みつはしさんの作品を購入する中でこの作品に出会いました。
タイトルやサムネイルからして他のBL作品とは毛色が違うなと思い、どこか青春ぽさもあるイラストに興味を惹かれ、サンプル音声を聴きました。
暴力的な描写は苦手な筈なのに、内側から湧き上がるようなみつはしさんの演技に圧倒されてしまい、またあらすじを読んで歪な関係というものがどういうものなのか聴いてみたい、という気持ちが沸いて購入に至りました。
聴いた後の今でも、正直二人の関係性は理解しきれないというかポーっと宙を見上げているような気持ちです。が、他にはないテンポと感情表現がとてもおもしろく、キャストさんお二人の表現力も相まって、聴いてよかったと思える作品でした。
最後に、やはりみつはしさんの演技力はすごいです。最近の作品ばかり聴いていましたが、5年前からこんなにすごい演技をされていたとは感動でした。この作品に出会えて良かったです。