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ママンちゅ! [n-craft] | DLsite 同人 – R18

    ママンちゅ! [n-craft] | DLsite 同人 – R18

    あらすじ

    真面目でテキパキ、ごくフツーの若い母親が、あれよあれよで禁忌の扉を開けちゃいます。
    コメディタッチの中にも、戸惑い、悩み、怒り、そんなリアルな感情に焦点をあて、丁寧に描きました。
    絵空事のママン物じゃダメ、という方にぜひ。
    35pデジタル漫画です。

    サンプル

    ママンちゅ! [n-craft] | DLsite 同人 - R18
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    おすすめレビュー

    シンプルなモノクロ同人誌です。
    この大御所の後期作品を模写した絵柄は、有無を言わせない魅力です。

    物語のほうは、二次元の近親相姦ものにありがちな、タガが外れるまでの性的緊張感と、
    それを吹き飛ばすような溺愛みたいなものは一切ありません。
    あるのはエディプス・コンプレックスに悩む少年と、それ以上に悩む(乗り気ではない)
    お母さんの感情の揺らぎ、昼ドラみたいなテンションをと、最後にようやく一回のエッチ
    という流れです。

    だんだんと近づけさせられ、ついには(彼女のほうはそれほど感じもしない)まぐわいを
    する親子の描写は、激烈なエロさはありませんし、思いっきり感じているというものでも
    ありません。

    ですが感情の「ざわめき」は前面に出ていますので背徳感は強く、臨場感が高まるので
    良いですし、親子丸出しの空気造りが直に伝わります。
    性欲に溺れず、かと言ってリビドーが止まないエロテンションを「この」絵柄で描かれると、
    読者も思いがけずドキドキする作品になっています。
    今後も、この絵を更に高め、エッチ度もレベルアップしたものを是非見てみたいですね。
    応援します。

    懐かしさが漂うカワイイ絵柄と独特の作風が魅力のサークルさんですね。
    性に目覚めた息子とそれに戸惑う母親が~といった内容がシンプルに描かれています。
    決して凡庸という意味ではなく、むしろ類を見ない作品だと思います。
    続編なり新作なりを是非見てみたいです。

    カラーは表紙だけです。擬音は二昔前くらい古いです(ぼっきーんとかあります)。人が蹴られて壁にヒビが入ります。

    こういった系統の絵柄は同人界でも数多くあるし、好む人はどちらかといえば少数派かと思います。しかし購入して気に入った方はきっと、そのような他のものとは一風変わった印象を持たれてるのではないでしょうか。
    この系統の18禁は、画風を真似て、その絵を用いるからこそのギャップを売りにしているものがほとんどです。しかしその場合大抵、作者が欲に負けるというか、どうにも共存しにくいその作者本来の画風が入り込んだりして、全体に違和感を感じさせるものです。
    その点、この作品は(もともとこういうタッチなのかはわかりませんが)作者が絵柄を自分のものとして確立することに、見事に成功した稀有なものに思えます。

    再読してみると、漫画としてとてもよくできていることに気づきます。過不足なく描かれている背景、感情が揺らぐと斜めに切られるコマ割、そして実に多彩な表情を見せる目(ただの三重丸のはずなのに)。ストーリーは主題から逸脱することがなく、絵的には余計な線は一本もないように思えました。コマ別に背景が黒である意味、あえてまっ白である必然性とかの心理面を表す表現も周到で、実はとても緻密な構成であることに驚かされます。ここに表示された表紙からも少しわかりますが、カラダの線がとても綺麗に描かれてます。体重と年齢を感じさせる絵とでも言えばいいのか、全編に渡り描かれる母親のカラダのエロさは特筆モノでしょう。

    別作品もですができれば続編も期待したいところ。
    一作目でああは言ってみたものの、ねだってくるお調子者の息子を払いのける日々。そんな欲求不満の息子と暮らす中でまたある事件が起こり、今度は母親もイッてしまう、が必死でそれを隠す・・みたいな感じはどうでしょう。

    ヌケるかは別として、巨匠へのリスペクトを大いに感じた。
    息子が母親を求める理由とか、描写には一直線過ぎるので、もう少し工夫が欲しいけれど。
    母親の強気さ加減、息子と関係を持っているときに快感より戸惑いと止めさせないと、という思いでいっぱいなのにリアリティがある。
    もう少し思考が大人になった息子のバージョンも読んでみたい。

    二次元だからこそのエロエロの展開は悪く言えば現実感が薄い、この作品は見せかけの葛藤ではなくリアルな感情とすぐに箍が外れるようなご都合主義ではなく現実感のある展開が絶妙なバランスで描かれた秀作だと思います。