| 作家 | 上海リル |
|---|---|
| 出版社 | ナンバーナイン |
| レーベル | Blend |
| シリーズ | 贄の祓い屋 |
| カテゴリー | BLマンガ |
| ページ数 | 54ページ |
| 配信開始日 | 配信開始日:2026/03/20 |
| ジャンル | ホラー |
あらすじ
霊能力を持つ双子の七夏(ななか/チーシャ)と五春(こはる/ウーチュン)は幼馴染と大学の卒業旅行で、参拝した廟で神の兔兒神に目をつけられ日本までついてこられてしまう。
卒業して七夏は横浜中華街で占い師に、五春は母の跡を継いで祓い屋になっていた。
ある日、悪霊に襲われ死にかけている五春を連れ帰った兔兒神に、七夏は「眷属になる代わりに、五春を助けてやる」と云われ、仕方なく契約を交わす事になってしまう。
神の能力を失いつつある兔兒神の力を取り戻すため、七夏は色情霊をセックス浄霊してまわらなければならなくなるが………。
編集部レビュー
# 「贄の祓い屋 私は羊」レビュー
上海リルによる本作は、ホラーとエロティシズムを巧みに融合させた意欲的な同人作品です。古い和風の美学と現代的な心理描写を組み合わせた画風が、作品全体に独特の緊張感をもたらしています。
物語は祓い屋という社会的地位を持つ主人公が、次第に儀式の対象へと転換していく過程を描きます。権力関係の反転と支配被支配のダイナミズムが物語の核となり、キャラクターの心理的な葛藤がリアルに表現されています。シチュエーションとしては、伝統的な儀式という枠組みの中で、徐々に主人公が立場を失い、受け身へと変容していく緊迫感が秀逸です。
上海リルの描線は細密で、キャラクターの感情の揺らぎを繊細に捉えており、ストーリーの進行に伴う心理状態の変化が視覚的に伝わってきます。恐怖と快感が交錯する複雑な状況設定は、成人向け作品としての奥行きを生み出しています。心理的な圧倒と身体的な関係性が織り交ぜられた作風ファンには、特に強く推奨できる一作です。
