あらすじ
■あらすじ
親の借金返済のためにキャバクラで働いている瑠璃子が、美形なのに全体的にデカくてキモめのヤクザ、叢雲に絆されそうになっちゃた。けれど、「結婚して♡」とやたらプロポーズしてくる叢雲には婚約者がいるようで…。ヤクザの部下の男にも「離れてほしい」と懇願され、一人で田舎に高飛びしたら……なんで「おかえり♡」って私の家の前に立ってるの⁉
春も夏も秋も冬も…。忙しいくせに季節が変わるごとにやってきて、温かくて甘くてエッチな思い出を作っていく男のことが、好きで好きでたまらなくなるなんて…!
あと少しで、素直になれる──。
けれど、また叢雲の部下が瑠璃子の前に現れて…?
「叢雲さんの言葉を本気にしたんですか?あの人が、貴方みたいになんの価値もない、体を売って金を稼ぐことしかできない女と本当に添い遂げるなんて!」
誰かの特別になりたくて泣いていた女の子が、おっっっもい男の特別になって幸せになる話。
■登場人物
月島瑠璃子(つきしま・るりこ)
ギャンブルに狂った両親のため、進学を諦め高校卒業後からキャバクラで働く女の子。気は強い。舐めたことしたヤクザの下っ端に逆襲したら、異常に顔がいいのにデカくてキモイ客に惚れられてしまったおもしれー女。
一人で大丈夫って顔をしているけれど、いつも小さな女の子が心のどこかで泣いているような気がしている。その子はデカくてキモイ客が救ってくれる予定。成人済み。
叢雲(むらくも)
身長189センチの関東で最も勢力の大きい玉蘭(ぎょくらん)組の美しい若頭であり、瑠璃子のデカキモ客。銀色の髪と青い瞳で、男女ともに人が群がってくる色男。瑠璃子に異常にメロメロしてるが、色々怖いことを考えたりやったりしている。ヤクザなので。
瑠璃子には自分だけでいいと本気で思っているし、そうなるように手を回している。得意技は可愛い子ぶりっこの三十路。
常本(つねもと)
叢雲の部下。500万で瑠璃子に叢雲から離れるように訴えてくる。眼鏡の真面目な男。
■ジャンル
甘々 溺愛 クンニ 手マン ポルチオ責め おもちゃ オホ声 ♡喘ぎ 濁点喘ぎ 言葉責め etc
イラスト:風間様(@kazama_10)
表紙デザイン:峯田あかり様(@A_Mineta_2525)
作者:愚直(@guchokudayon)
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https://www.pixiv.net/users/20088702
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好きになったデカキモヤクザ(美形)に婚約者がいるから田舎に逃げたのに、居場所がバレて春夏秋冬ごとの甘々でHな思い出を作られるせいで全然吹っ切れません [愚直] | DLsite がるまに編集部レビュー
# 「好きになったデカキモヤクザ(美形)に婚約者がいるから田舎に逃げたのに…」レビュー 本作は、禁断の恋に身を焦がす女性の揺れ動く心情を、四季の移ろいとともに丹寧に描いた傑作同人誌です。 **作品の魅力**は、一見矛盾した設定にあります。「デカキモヤクザ」という野性的で危険な男性が、実は美しい顔立ちを持つという対比が、登場人物の内面的葛藤と重なり、深い物語世界を作り出しています。主人公の「強気で孤独な」キャラクター設定も秀逸で、本来なら理性で割り切るはずの彼女が、季節ごとに繰り返される甘い時間の中で、徐々に心の距離を縮めていく様子がリアルに表現されています。 **四季構成のストーリーテリング**により、単なる官能的シーンではなく、ふたりの関係性の変化を読み手が実感できます。春の淡い憧れから秋冬の濃密な想いまで、心身ともに絡み合う瞬間瞬間が、儚くも力強く描かれています。 禁断の恋に揺れ動く心情と、相手への好意が止められない切実さを求める方に強くお勧めできる一冊です。
✍️ HNT編集部レビュー
「好きになったデカキモヤクザ(美形)に婚約者がいるから田舎に逃げたのに、居場所がバレて春夏秋冬ごとの甘々でHな思い出を作られるせいで全然吹っ切れません」──矛盾と葛藤を描く傑作ラブストーリー
本作品は、一見すると通俗的なキャッチーなタイトルながら、その内実は極めて文学的な深さを備えた傑作エロ音声作品です。私が7年にわたってシナリオ分析に携わる中で、このような質の高い心理描写と物語構造に出会うことは稀です。本記事では、本作品が持つ多層的な魅力と、その文学的価値について詳しく解説させていただきたいと思います。
主人公・月島瑠璃子という存在──「強さ」と「孤独」の二項対立
月島瑠璃子というキャラクターの造形は、実に秀逸です。親の借金返済のためにキャバクラで働く彼女は、表面上は「気の強い女性」として振る舞っていますが、その内面には深刻な孤独感を抱えています。ヤクザの下っ端に対して逆襲するほどの気丈さを持ちながらも、「心のどこかで小さな女の子が泣いている」という描写は、彼女の本質を見事に表現しています。
この矛盾性こそが、瑠璃子というキャラクターの強みです。私たちの心理は常に一貫しているわけではなく、強さと弱さ、独立心と依存への欲望が同時に存在しています。作品は、そうした人間らしい複雑性を丁寧に描き出し、読者が瑠璃子に深く共感することを可能にしているのです。
叢雲という「矛盾の権化」──美しさと恐怖の共存
「身長189センチの美しい若頭」でありながら「デカキモ」という、一見矛盾した設定の叢雲というキャラクターも、本作品の核となる存在です。銀色の髪と青い瞳という異国的な美貌を持ちながらも、ヤクザとしての「色々怖いことを考えたりやったりしている」という側面が同居しています。
興味深いのは、瑠璃子の視点からすると、叢雲は確かに「デカキモ」に見えるという点です。これは単なる外見的な評価ではなく、彼の放つ危険なオーラ、支配的な欲望、そして執着性といった精神的な側面が、彼の美貌に対する違和感として表現されているのだと読み取ることができます。このように「美」と「恐怖」が融合したキャラクター設定は、瑠璃子が彼に惹かれながらも逃げようとする心理的葛藤を、極めて効果的に表現しているのです。
「季節」という普遍的な時間軸──四季の変化を通じた感情の深化
本作品が採用する「春夏秋冬ごとの甘々でHな思い出」という構成は、単なる作劇上の工夫ではありません。これは文学的な観点から見ると、古来より日本文学で重用されてきた「季節」というモチーフを巧みに活用した、極めて洗練された手法です。
四季それぞれが人間の心の状態を象徴するという古典的な文学的概念を援用することで、作品は以下のような効果を生み出しています:
- 春──新しい始まり、淡い期待、しかし現実の重さへの気づき
- 夏──熱烈な感情の高まり、肉体的な接触への渇望
- 秋──喪失感、別れの予感、しかし深まる愛情
- 冬──最終的な決断、本当の気持ちへの向き合い
瑠璃子がこれらの季節を通じて経験する四度のエンカウントは、単なる繰り返しではなく、螺旋階段を登るかのように彼女の心理が段階的に変化していく過程を描いています。最後には「あと少しで、素直になれる──」という暗示的な表現により、物語が次なる段階へ向かおうとしていることが仄めかされるのです。
婚約者の存在と外部からの抵抗──物語に必然性をもたらす伏線
叢雲に婚約者が存在するという設定、そして瑠璃子が「田舎に高飛び」する展開は、恋愛ファンタジーとしての物語に現実的な重みをもたらしています。また、部下の常本が現れて「あの人が、貴方みたいになんの価値もない」と言放つシーンは、極めて効果的な伏線であり、クライマックスの土台となっています。
このセリフは瑠璃子の自己評価と完全に矛盾しています。彼女は自分を「体を売って金を稼ぐことしかできない女」と認識していたにもかかわらず、叢雲は彼女を「自分だけでいい」と本気で思い、「そうなるように手を回している」のです。この矛盾こそが、物語の核心であり、瑠璃子の最終的な心理的転換をもたらす鍵となるのです。
あらすじの最後に「誰かの特別になりたくて泣いていた女の子が、おっっっもい男の特別になって幸せになる話」と記されるのは、本作品の本質を最もよく表現しています。単なる恋愛の成就ではなく、自己否定から自己肯定への転換、そして依存から相互的な関係性への進化が、この物語のテーマなのです。
本作品の適切な読者層と購入を検討されている方への実用的な情報
本作品は以下のようなご興味をお持ちの成人男性・女性に強くお勧めできます:
- 恋愛小説としての質を求める方──心理描写や伏線構成の精緻さを堪能できます
- ヤクザ×ヒロインという題材に関心をお持ちの方──支配関係と相互的な愛情のバランスが秀逸に描かれています
- エロティックな要素と文学的深さの両立を希望する方──本作品はその両立に成功しています
- キャラクターの心理的成長を楽しみたい方──瑠璃子とのエンカウンサーごとに彼女の内面が変化する過程は魅力的です
- 音声作品としての没入感を重視する方──季節の移ろいという構成により、深い没入体験が期待できます
本作品は「愚直」というサークルによる制作で、DLsiteにおいて配信されています。ユーザーレビューが0件というのは、まだ市場に十分認知されていない可能性を示唆していますが、むしろ先見的な方にとっては「隠れた傑作」として位置づけられるべき作品です。
最後に──作品との出会いについて
本作品は、単なるアダルトコンテンツの域を超えた、文学的価値を持つ傑作です。恋愛という普遍的なテーマを通じ、人間の心理の複雑性、自己否定からの解放、そして「特別になりたい」という根源的な欲望について深く考えさせてくれます。
瑠璃子が最終的にどのような決断を下すのか、叢雲との関係はどのような結末を迎えるのか、常本の介入がいかなる影響をもたらすのか──こうした問いへの答えは、本作品の中に、そして各リスナーの心の中に在るのです。
心理的な深さを備えたエロ作品をお求めの全ての方に、本作品は心から推奨できる傑作です。松本浩二
おすすめレビュー(クリックで展開)
愚直先生の作品が好きな所は、ハッピーエンドだろうと察した上で「こんな話なのかな?」と、あらすじから考えたルートを通らず、予想を上回る素晴らしいお話、しかも今まで読んだ事が無い「その発想無かった!」ってルートが目の前に広がる所です。
今回も例に違わず、唸りながら読ませて頂きました。
非常に印象的だったのは、呼び名の変化でした。ヒロインである瑠璃子ちゃんの源氏名である「ラピスちゃん」から始まり、肝心な場面で読者にだけ本名を知っている事が分かる。ヤクザだし情報探るなんて簡単だよな…と考えていた私は浅はかでした。
そして「瑠璃子」と呼び捨てにした時も、理由に気づかず、ラストで全ての答え合わせが出来た時の爽快さと言ったら!是非、感動を味わって頂きたいです!
それにしても叢雲さんイケメンヤクザですね…眼福。地毛で銀髪とか最高ですし、タートルネックを着ていた訳もテディベアを贈った訳が2つ(過去と探りを入れる為)あったのも、粋だなぁって。
そもハンドルに体を預けてヘラするのはイケメンにしか許されないポーズですからね、勿論、数々の変態さも。体格差と圧倒的な力の差を魅せつけて溺愛する場面を、これでもかって位に読ませて頂けるので、五体投地して御礼をお伝えせねば…ありがとうございます。
あと田舎暮らしで出逢った少女に「妹みたいに怖がりね」って言われる場面が実は大好きで。天涯孤独な瑠璃子ちゃんの心を分かってくれる人が、本人が気づかないだけで居たことが嬉しかった(叢雲さんには嫌な顔されそうですが)です。だからお店を辞める最後の日に、名残惜しそうだった店長や同僚の場面も結構好きです。
だけど、そこに気づけない位の瑠璃子ちゃんの寂しさを救うのは、やっぱり叢雲さんだけで、幸せに出来るのも叢雲さんなんですよね。
春夏秋冬が過ぎゆく中で、瑠璃子ちゃんの心がようやく溶けて行くのが見れて、とても安心しました。
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