| 作家 | 隔離カイリ九めい |
|---|---|
| 出版社 | クロスフォリオ出版 |
| レーベル | BLIC-TL |
| シリーズ | 嫁取りひとりかくれんぼ(単話) |
| カテゴリー | TLマンガ |
| ページ数 | 25ページ |
| 配信開始日 | 配信開始日:2025/12/26 |
| ジャンル | ホラー |
あらすじ
友人にそそのかされ、ひとりかくれんぼをしてしまった主人公・日葵(ひまり)
碌にルールを守っていないただの悪ふざけのはずが、儀式に使ったぬいぐるみが動き出してしまう。
ぬいぐるみに見つかってしまった日葵は殺されそうになるが、突如現れた謎の男の幽霊に助けられ窮地を脱する。
「かわいい女の子の危機を見過ごせなかった」と幽霊が語る一方、日葵はぬいぐるみから溢れた黒い血が男の身体に戻っていく瞬間を見逃さなかった。
「君は僕に命を助けられたんだ、お礼をするのが筋ってものだよね?」
「――違う。このぬいぐるみを動かしていたのは、アンタでしょ」
嘘を見抜いたせいで日葵は男に気に入られてしまう。
興奮した男に犯●れてもなお抵抗をやめない日葵。
しかし抵抗すればするほど男の執着は増していく。
「君、それわざと? そんなこと言ったら虐められちゃうって分かってるよねぇ……っ!」
「決めた。君を僕の花嫁にしよう!」
強情な日葵はそれでも抵抗を続けるが――
「本当はこうされたかったんだろ?」
「抵抗をねじ伏せられて、逃げようとしても捕まって、めちゃくちゃにイかされて」
「――強い雄に負かされたかったんだよね?」
※本作は隔離カイリ、九めいの個人誌作品の電子書籍版となります。【25ページ】
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嫁取りひとりかくれんぼ(1)

✍️ HNT編集部レビュー
『嫁取りひとりかくれんぼ』――ホラー要素とTLの融合が生み出す新しい興奮
私が8年間このジャンルを評論してきた中で、ホラーとTL(ティーンラブ)の要素を融合させた作品は意外に少ない。本作『嫁取りひとりかくれんぼ』は、その希少性だけでなく、コンセプトの独創性と実行力において注目に値する一本だ。隔離カイリ、九めいによるこの作品は、日常的なホラー儀式「ひとりかくれんぼ」を起点としながら、単なるスプラッター作品ではなく、心理的な緊迫感とキャラクター間の力動関係を巧みに展開させている。
ストーリー構成の秀逸さ――トリックが明かされるタイミング
本作の最大の魅力は、ストーリー展開のテンポにある。主人公・日葵が遭遇する怪異は、一見すると典型的なホラーシナリオに思える。しかし物語の要所で、日葵が謎の男の嘘を見抜く瞬間があり、ここが作品全体の転機となっている。通常のホラー作品であれば、この場面は「怪異の正体が露見する」という恐怖を強調する展開だろう。しかし本作では、日葵の洞察力が、その後の関係性を大きく変えるドライバーとなっている点が興味深い。
このトリックの配置は、単なる物語の都合ではなく、キャラクターの人格表現にもなっている。騙そうとする者と、騙されない者。その非対称性がもたらす緊張感は、以後の展開を予感させるに十分だ。
キャラクター造形と心理描写の深さ
日葵というキャラクターの造形は、本作において極めて重要である。彼女は単なる被害者ではなく、危機的状況においても判断力を失わず、相手の嘘を見抜く能力を備えている。その結果、彼女は怪異に「気に入られ」、執着の対象となっていく。
一方の謎の男の幽霊もまた、単純な「悪役」としては機能していない。むしろ彼は、自分の本性を見抜かれたことで興奮し、相手への執着を深めていく。このように相互作用する心理が、物語に奥行きをもたらしている。抵抗と執着のループは、表面的には暴力的な場面描写となるが、その根底には心理的な支配欲と逃避欲の衝突が存在しているわけだ。
ジャンルハイブリッドの可能性を示唆する試み
アダルトコンテンツの世界では、既存のジャンルの枠を超えた融合試験はいつも高いリスクを伴う。しかし本作は、ホラー的な緊張感とTL的なドラマ性を両立させることに成功している。25ページという短編ながら、その密度は濃く、読後の印象は深い。
特に注目すべきは、「支配される恐怖」と「支配者への執着」という相反する感情が、読者にもたらす複雑な興奮性だ。これは通常のTL作品よりも、より激しい感情の揺らぎを引き起こす可能性が高い。
購入を検討している方へ
本作は以下のような方におすすめである:
- 従来のTL作品に新しい刺激を求めている方
- ホラー要素を含むアダルト作品に興味がある方
- 心理的な緊張感を重視される方
- 短編ながら高い完成度の作品を探している方
一方、純粋なホラー作品として、あるいは軽いテイストのロマンティックな展開を求める方には、期待とのギャップが生じる可能性がある。本作は「不安定な力関係の中での執着と抵抗」というテーマを軸としているため、その心理的な負荷を受け入れられるかどうかが、作品評価の分かれ目となるだろう。
配信開始日が2025年12月26日と比較的新しいため、ユーザーレビューはまだ充実していない。しかし作者の隔離カイリ、九めいの技量からすれば、画面構成と描写の質は一定水準以上であることが予想される。
佐藤 健(成人向けコンテンツ評論・8年目)
本作は、ジャンルの可能性を広げる良質な実験作です。ホラーとTLの融合というコンセプトを、誠実に実行した一本として高く評価します。
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