おすすめレビュー
本作は変身ヒロイン敗北凌辱作品であるが、一編あたりのテキストの多さ・挿絵のフェチズムの濃さが鮮烈であるため、質・量ともに優れた作品集となっている。主に戦姫たちがレイプされているシーンで構成されているが、敵の女怪人がメインの挿絵も多く用意されている。挿絵上ではレズレイプされている戦姫視点での描かれ方なので、責められ視点の味わいも本作は備えているともいえる。さて、本作の基本構成として、各ヒロイン1人にターゲットを絞ったストーリーが2編ずつほど収録されている。それぞれ冒頭にそのヒロインの概要をアーカイブス的に提示し、本来のヒロインの強さを説明しつ、敵の概要も載せることでどんなプレイが展開されるかの予告がされてから本編が始まる。いわばワクを溜めさせられた上で本編を読むことができるため、演出の上でも本作は満足度が高くなる。
戦闘そのもの敗北やその後凌辱のみならず、戦姫たちは日常に戻っても苦しまされる。クラスメイトなどに最底辺と見なされていじめられたり、あるいは変えられてしまった肉体のせいで淫靡な生活を送らざるを得なくなったりと、執拗なまでに「本来」を破壊されてゆく。
個人的には一押しの「咬原七々子」の機械メイド編がお気に入りである。変身ヒロインの誇りでもあるスーツのバニー風改造+ふたなり化、戦闘でも日常でも負け続ける最底辺ぶり、元の格好良さがすべて失われたマゾ勃起射精ペット状態になるなど、筆者の好きなキャラで性癖を狙い撃ちしたシーンが続いていたので満足の傑作である。 元旦発売ということもあってこんな大作を見逃していたのがコワイ。しかもレズ多めの精神をネチ責めるシチュエーション満載、ボリュームも満点と読んでみて大当たりだったのもコワイ。戦うヒロインたちが敵に敗れてバステを付けられたり、洗脳されたりと堕ちるところまで堕ちていく無様な姿がこってり楽しめる名作。責め手の女性型アンドロイドや魔女、女怪人の同性故のえぐさも相まって好事家必見の一品。