おすすめレビュー
ハイッテル様の商品初購入です。WEB広告で心を惹かれたので購読してみました。内容としてはそんなに『恐怖』を感じるお話ではない一方で、『今後』を想像すると色々と妄想が膨らみますね。
主人公に名状し難き危機が迫った所でお話は終わっていますので、仮にその後を描いた内容の本が発売されたらまた購読したいです。 夏祭り以降何やら様子がおかしい友人を訪ねた主人公。実際外見に特に変わった様子は無いし、家の中もいたって普通。しかし何かがおかしい、しかしおかしいところが何かはっきりわからない・
そんな何とも言えない気味の悪さ、気持ち悪さを巧みに描いた作品。
若干エロティックな描写もあるが、それもこの作品の雰囲気を作り上げる大事なパーツの一つ。 本作は、ホラー漫画の一話目を思わせる14Pの掌編漫画作品です。
夏祭りの日以来、バイトにも来ていないらしい友人を心配した短髪少女のまっつんさんが、そんな友人のムク(表紙の女の子)の家に様子を見に来た一幕が描かれています。
その家はなぜか生臭いがして、まっつんさんはそれがどうにも気になって…と物語は展開していますね。
一応 R-15 程度の描写がちょろっとだけ混ざりますが、一般漫画にあるちょっとした描写程度の物。
そちらに期待すると肩透かしを食うでしょうから、そういうのもありますよ、くらいでレビューはとどめておきます。
この作品が連載形式で物語を進めていけば、そうした性的なニュアンスは強まるでしょうが、こではあくまで掌編形式で描かれた、ほの暗い一話ですね。
縁日で釣った生き物が巨大化することは間々あるものですが、「イキモノすくい」でムクが釣ったものも同様のようで。
大きく育ったイキモノの活躍が見られるような続編に、こっそり期待しておきたいですね。
ホラーな雰囲気満載の一話、ちょっと後ろが寒くなるような短編が読みたい方にお勧め。
そこまで恐怖体験が描かれているわけではありませんが、物語がクローズした以後のことを思うと、そこはかとない後味の悪さがあります。
人によっては興奮もすると思いますので、そうした性癖持ちの方はなんとなく察してみてくださいませ。お勧めです!
あらすじ
夏祭を境にどこか様子がおかしい友人の部屋を訪ねてみると
その部屋は名状し難い違和感に包まれ夏の昼なお薄暗くジメジメと――
…みたいな割と王道のホラー漫画ですが紹介画像は
よりホラーに見えるよう意図的にコマを寄せ集めてあります。
全年齢向けですが一部性を連想させる表現が含まれますので
苦手な方は御注意ください。
初出COMITIA117(2016/08/21)14ページの作品です。