おすすめレビュー
誰かの橋と同じく記憶も曖昧な状態で配達業を営む彼は見たところ序盤装備です。「フローター」もなく「バイク」もなく降りしきる雨の中をひたすら歩いています。
せめてフード被ってと言いたくなります。
そして、疲れて「プライベートルーム」に帰り着いても残念ながら彼にとっての最重要事項、食がこの世界には不足しています。
ゲーム上の回復機能に優れているとはいえ「あの名前が長い芋虫」では食の楽しみを満足させるには程遠いです。
飲料もビールやエナジードリンクばかりで下戸の彼には厳しそうです。
そんな中に降って湧いた「ピザの配達依頼」に怒るのも納得です。
あの野郎おちょくってやがるのか。いや、絶対おちょくってるな。
ともかく、やっと手に入れた食事にありつく彼の姿は幸せそうです。
接触を嫌う主人公と彼の孤独な食事スタイルもシナジーが高く、意外と上手くやっていけそうな憑依に思えました。 他作品でもかぷりん先生の作品の雰囲気にハマり始めたのとデス〇ト経験者としてあのクマムシとエナドリ(とビール)しかない世界を先生がどう描かれるのかが気になり購入。まさかプレイ最初期の一回しか採取しなかったあの草をネタにされるとは思わず笑ってしまいました。確かに言われてみれば似てるので思わずプレイ中意味もなく取るようになってしまいました。
飲食描写はゴローがクマムシを渋々食べていますがどこか美味しそうにも見えて自分も食べてみたくなりました。
読了後は気持ちよい満足感があり今回も楽しませていただきました。
あらすじ
今回の孤独のグ○メ×ゲームはなんとデス○トランディング!?
ゴローは配達人としてやっていけるのか!
そして大陸でクリプトビオシス以外のグルメに出会えるのか?