おすすめレビュー
「被虐のエチュード」シリーズでハマって、こちらを拝読しました。絵柄と物語が合っていて、相乗効果ですごく酔いました。
省吾(受)が、想い人(活動家)に愛されていながらも、その想い人の思想と使命感ゆえに手駒として献身した…挙句に落ちた受難の顛末です。
省吾にかる様々な事象が、全てエロスに成ってゆくのがどこか切ないです。読者としてはもちろん大歓迎!なのですが。萌えすぎて辛い、みたいな…
作者さんの、加虐側が執着してゆくさまと、被虐側が心身共に混乱しながらも逃れられずに苦しむさま、その加減と対比が好きです。ことこのお話で被虐を担う省吾の存在感は格別でした。
続編があるなら大歓迎ですが…そんな感じでも無さそうなので、何度もリピートして楽しみたいと思います。 受けがハードな責めにずっとあい続けますが、何故かその場所から逃げだそうとはしません。
最初は「なんで?ただのビッチなの?」という疑問しかなかったのですが、その理由が最後のほうで判明します。
実は、受けの子はなか健気で泣かせる子でした。
もっと鬼畜で陰湿な物語になっていくのかと想像していましたが、それとは違う、私にはハッピーエンド?と思えるようなストーリーでした。
ラストも納得の「愛」あるお話で、とても楽しめました。
ロマン溢れるレトロな漫画です、私はこういうの好きです。 この作者さんの絵柄に合う年代ですね。
大正の時代は大好きで、ほの暗い感じとかが良く出てます。
見世物小屋の怪しげなからくりを見ると、男が縄で縛られて嫌らしいことをしている様子が見えた。
受けの青年は長いこと囚われて調教されて、好きな男とも、もう会えないと思っている。そして、物語を進めるのは、想い合う二人の攻めのほうの親友で、実は恋敵。
とても面白く読みました。
あらすじ
時は大正 大衆の娯楽は活動写真(映画)で、盛り場はにぎあっていた
そんな時、烏丸 譲(カラスマ ユズル)は場末の見世物小屋で、怪しげな、からくり仕掛けを見る
蜘蛛の糸に見立てた縄に絡められるあられもない姿の青年、卑猥な情交のみせものに衝撃を受けながらも
記憶の底から、ある約束を思い出した
その青年は探し出さなければいけない親友の情人だったのに…
ふとしたことで見世物一座の男に捕らえられ、マゾヒスティックな性玩具に仕込まれて行く青年
もがきつつも、官能に開花した躯は、男たちの欲情に秘奥を犯されて快感をつのらせていくのだった
和風でレトロのSMロマン という目標で挑戦しました
少々スカ、リョナの要素あり、そんなに濃厚なものではありませんが、嫌いな方は気をつけて下さい。
緊縛されて、オヤジやモブに恥部をいじられ、辱められる、受け青年をどうぞ御視姦下さいませ(笑)
webのみで公開、表紙込みで54p
2019年10月の消費税増税に鑑み基本価格を下げました