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SM BL漫画 “歌舞伎町バッドトリップ” 購入レビュー

    今回ご紹介するのは、人気モデル×ホストのSM関係を描いたBL漫画です。

    SM BL漫画

    レビュー


    主人公の徹は源氏名「みずき」と名乗り、ホストとして歌舞伎町で働いています。
     その源氏名は偶然雑誌で見た人気モデル「陽川泉輝(ひかわみずき)」から付けた名前でした。それ以来、すっかり泉輝の大ファンになってしまった徹には、実は人に言えない秘密がありました。それは、目を見ると相手の心が読めるということ。
     ある猛暑の日、クーラーの壊れたコンビニで、徹は偶然泉輝とぶつかってしまいます。
     タクシーが捕まらず困っている泉輝を、徹は自分の車に乗せて目的地まで送りました。
     その際に連絡先を交換した徹は、早速泉輝を食事に誘います。
     会話の流れで、徹が泉輝のファンだということはバレてしまいます。
     そのとき覗き見た泉輝の心の中には、なんと徹に首輪を着け手を縛ってお尻を叩き、さらに乳首にピアスを着ける妄想が映っていました。
     徹はショックを受け、具合が悪くなってしまいます。彼は痛いことが物凄く苦手なのでした。
     それでも泉輝と二度、三度とデートを重ねていく徹に、ある日、泉輝は「俺のこと好きでしょう?」と言い、自分も徹を好きだと告白します。
     泉輝の家のソファで二人はキスをしセックスしますが、泉輝はいつのまにか徹の手首を縛り上げていました。解いてくれとせがむ徹に泉輝は素直に応じます。
     目が合うたびに、泉輝が自分をどうしたいのか、加虐的な映像や言葉が読み取れます。でも、泉輝は実際にはそうはせず、とても優しいセックスをしてくれました。
     泉輝が自分を気遣ってくれたのだと考えた徹は、泉輝をもっと喜ばせたい一心でSMクラブに行くことにしました。ところが、そこで偶然にも泉輝と鉢合わせしてしまいます。
     部屋で二人きりにしてもらって、徹は泉輝に人の心が読めることや職業のこと、どうしてSMクラブに来たのかなどをすべて打ち明けました。
     本格的にマゾヒストになろうと決意した徹に、泉輝は目隠しをして両腕を縄で拘束します。そして一時間放置し、終わるとご褒美にキスを与えました。
     その後、泉輝は徹にホストを辞めてほしいと言いました。ただし、もし続けるなら首輪のようなチョーカーを着けるようにとお願いをします。徹はそのお願いを受け入れ、毎日チョーカーを着けて出勤するようになりました。
     そのせいか、店には徹目当ての男性客が増えてきます。
     そんなある日、店に芸能人の団体客が来ます。その中の一人が泉輝でした。
     泉輝たちのテーブルの接客についた徹は、王様ゲームで女性客とポッキーゲームをすることになってしまいます。
     困ってしまった徹は、自分にはご主人様がいるということを正直に明かし、女性客にドン引きされます。
     その後、二人は泉輝の家で激しいセックスをします。
     バックで突かれ、「顔が見たい」とねだる徹。体勢を変え、正常位になると泉輝の顔がよく見えます。すると考えていることもよくわかるのでした。
    『目の前でオナニーさせたい』
    『恥ずかしい言葉たくさん言わせたい』
    『裸のまま丸一日この家に監禁したい』
    『泣いてる顔を飽きるほど見たい』
    『立てなくなるくらい朝から夜まで苛めたい。俺の助けなしじゃ何もできないように……』
     徹はそんな泉輝の妄想を、現実にやってみたいと考えました。そしてそれを想像しながらイきました。
     しかし、実際にはセックスは一回だけで、立てなくなるくらいなんてことはなく終わってしまいます。まだ泉輝は気を遣ってくれているのでした。
     それ以来、徹は泉輝の家に入り浸るようになりました。
     また別のある日、徹は男性客の一人に薬を盛られ、トイレで休んでいるときに捕まって拘束されてしまいます。男性客は徹をSMクラブで見かけて気に入っていたのでした。
     強姦されそうになっているところへ、こっそり来店していた泉輝が助けにきます。
     無事に助けられた徹をは、泉輝の家に帰ってから、泉輝の上に馬乗りになってそのまま見せつけるようにオナニーを始めます。
    「せっかく目の前でオナニーしてるのに、恥ずかしいこと言ってくれないんですか?」
     そう言いながら自分の指をアナルに突っ込んで一人でイッてしまう徹の尻を、泉輝は平手で強く叩きます。
    「何勝手に一人でイッてんの? また許可なく出したらもっと強く叩く」
    「徹は俺のこと考えるとイッちゃうんだね。救えない変態だね」
     泉輝の言葉責めに、徹はビクビクと震え、息を乱して喘ぎます。
     少しの調教と妄想だけで、徹は完全にMに目覚めていたのでした。

    まとめ

     攻がキレイ系で華奢で、受がかわいい顔の割にガタイがいいのがとても良かったです。お互い敬語なのも、付き合い始めの初々しさが感じられて萌えました。
     SM系は今までちょっと苦手意識があったのですが、このお話は初心者にもわかりやすくSMの良さが書いてあり、とても楽しく読めました。受がだんだんとMにハマっていく気持ちが丁寧に描かれていて、面白かったです。

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