メイドのおしごと。II [人生横滑り。] | DLsite 同人 – R18
あらすじ
「面倒だけど…キチンと叱らないと…」
うっかり一線を超えてしまって以来、
自分に執拗にセックスを迫る思春期のぼっちゃまに
メイドとして母親代わりとして思い悩む、
三十路メイドのミサトさんのお話、第2話です。
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レビュー
おねえさんが何でも受け入れてくれるありきたりなおねショタ作品とは一線を画す作品です。前文の「ありきたり」とは決して否定的な意味ではなく、「すぐに作品世界に没頭し優しいおねえさんに癒されたい…」。
そんな願いを叶えるための「ありきたり」な数多の作品に私は今まで何度も癒されてきました。
だからこそ、この作品がいかにチャレンジ精神に溢れた意欲的なおねショタ作品であるかが分かります。
メイドであるミサトさんは前作において雇い主の息子の優太くんとセックスをします。
双方の愛が結ばれたセックスではなく、優太くんの劣情をなだめるためのものであり、ミサトさんは優太くんに身内のような親しみしか抱いてません。
そして今作は、セックスを用いず優太くんの性欲処理が日常になっているシーンからはじまります。
セックスをしてくれたのに冷たいミサトさんに戸惑う優太くん。
優太くんの漏れ出す性欲にうんざりしながら、一度性交を許してしまった自分の非もあり突き放しきれないミサトさん。
結局セックスをすることになりますが、自分よりはるか年下の相手との性交をこまで現実的に悩み、物足りない快感を冷静に分析する女性のモノローグは見たことがありません。
そしてそのモノローグは、ミサトさんというキャラクターを読者である私の中でリアルな葛藤を抱える生々しい女性へと引き上げていきます。
成人漫画における性交時のモノローグは強い快感を演出するためのものがほとんどですが、この作品ではキャラクターの存在感の厚みを増すことに非常に効果的に働いています。
人間的にも性的にも未熟な優太くん。
人間的にも性的にも成熟しているようで、実は大人になりきれていないミサトさん。
バランスがとれているようでとれていない不透明な関係性のふたりが行う危なっかしいセックスは、私をかつてない濃厚な背徳感に包んでくれました。
次回作を是非とも読みたいです。 前作に引き続きメイドの葛藤に力が入った作品です。
この際、男女関係なく雇用主の息子(娘)に体の関係を迫られ、同時に愛を説かれたとして受け入れるべきか否かは悩ましい所です。
まずNOの理由を挙げればキリが有りません。
たとえ相手が強く望んだと言っても、干支1.5周は離れた異性と一線を越えたとあっては世間にも雇用主にも後ろ指をされる危険大です。
また、恋焦がれる対象が母親でもおかしくない年齢では、彼の健全な青春時代に差し障りがあるとも考えています。
加えて、まだ若い少年とはいえ、男が女性に強く求めすぎては犯罪的になりかねないのも事実で、その意味で自重を覚えさせるのも身近な異性の役割ではないかと自問自答しています。
他にも、まだ書きれないほど綿密かつ理性的に熟考する様子をモノローグで描写し、「母親のような存在つもりが、異性として見られてしまった女」にリアリティを醸し出しています。
と、こまでは本作の魅力の半分です。
YESを選択したとして、どんな言い訳で自分をごまかすのかは女の慈悲あるいは甘さを感じさせてくれます。
そして、心は常に冷静だとしても体は快楽に反応してしまう、快感の実在がヒシと伝わる確実なエロさでした。 久々に同人オリジナルのコミックで感動しました。
この作品では、よくあるようなメイド×ショタものではないのです。
作者のあとがきでも触れられているように、「あら悪い子ね、ふ」的な展開のほうが話の展開としては簡単なのでしょうが、本作は違います。
個人的には、メイドが葛藤しながらも段々と許容(妥協)してしまう過程の描写がとても良く、そこに我が愚息も屹立し、感動の涙を流してしまうのでした。
話の流れがとても秀逸ですので、1話を読んでいない方は出来れば1話から読むことを強くおすめします。 1話もすごく良かったけど、こちらの2話は坊っちゃまの激情に押されて揺れるミサトさんの気持ちが細かく描かれていて二人の関係が少しずつ変化(恋愛寄り?)してゆく様にドキしました。
もちろんミサトさんの方はあくまで性教育の一環としてセックスを許すのですが、何度も受け入れているうちに、ちょっぴり快感を求めてしまう自分のカラダに、いつもの冷静かつ自虐めいたモノローグを呟くのがまたツボります。
包容力たっぷりな熟女メイドの魅力も素晴らしいのですが、攻める少年のピュアな愛情表現(おねだり)がよいですね。
最中も拙いお子様なりに、ミサトさんを悦ばせてあげたいというガンバる→あの年でしかも童貞卒業したばかりの少年が自分の欲望重視でなく、相手をイカせるため必死で腰を振る場面はグッときます。
ミサトさんも言ってましたが、上手く育て上げれば将来的に中々のテクニシャンになる要素はありますね。
しばらくはこの関係続きそうなので、今後どうなってゆくのかとても楽しみです♪ 現実と架空のバランスを探り、作品の面白さを表現するのが
描き手の難しさでしょうが当作品はそれを追求されています。
少しダウナー系の熟れたメイドさんと、性衝動と恋愛感情を
区別できない思春期の男の子という取り合わせは好きな
人間にはたまらないと思いますが、メイドさんのモノローグを
中心に進む展開が絡みのシーンをより興奮させるつくりと
なっています。女性を気持ちよくさせたい、しかしできない。
そもそんな次元でのセックスではない。大人と子どもの
違い・ 俯瞰的に見ながら抜けること請け合いです。 前回の表紙絵に比べると、ヒロインが自分の中の女を意識した様子が伺える。
ヒロインの過去絵が少し差挟まれている。その一コマを見ただけで、過去の男関係での苦労が察せられる。
ヒロインにとっては、ある時期から性欲は処理せざるを得ないもの、という認識が根付いていた。
しかし、主人公の少年との交接をかさねるうちにその認識が徐々に崩れるのを自覚せざるを得なくなってくるだろう。