ふとしSLIM / それはなんて青春 [書肆マガジンひとり] | DLsite 同人 – R18

ふとしSLIM / それはなんて青春 [書肆マガジンひとり] | DLsite 同人 – R18

あらすじ

母の生家である長崎県の離島へ引っ越すことになり、ひと足早く夏休み早々にそこへ向かった翔太。出迎えた従姉の成美は一つ上に過ぎなかったが翔太を子ども扱いしてあれこれ世話を焼き、翔太は気分がよくない…。心のすれ違いからひそやかな初体験までを描く珠玉のおねショタ(33ページ・本文白黒・巻頭カラーあり)

紙本発行:2019年11月(COMITIA130)。電子版はPDFとJPEG画像のZIP。

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おすすめレビュー

ヒロインの女の子は明るく気さくで面倒見がよく、気取ったり飾ったりしないところがとても可愛いと思います。主人公は子供扱いされることを嫌がっていますが、年の離れた兄にいじめられた記憶しかない私にとっては、「泣いて喜ぶ夢のシチュエーション」です。羨ましい!

女の子が方言で喋りますが、そんなにきついものではなく、会話を理解する上で支障はありません。むしろ、その言葉遣いが「稀有なチャームポイント」として作用しています。

二人が初めて行為に及ぶシーンは、「ぎこちなさ・初々しさ」が感じられて、グッときました。銭湯での「ヒロインが視線をそらして恥じらう顔」も、すごく魅力的です。最初から最後まで似たような表情が続くと、途中で飽きてしまいますが、作者様はその点の描き分けが大変お上手ですね。

ただ、「女の子が食事を用意する場面」では、普段と違う髪型を描いて欲しかったです。その状態で料理をすることがまず困難ですし、何より「髪の毛が食べ物に混入しないよう気をつける」という、当たり前の配慮が欠けています。粗探しをするつもりは毛頭ありませんが、どうしても気になってしまいました。

読んでくださってありがとうございました。

特筆すべきは描かれる肉体の凄まじい生々しさです。
まだどこか子供っぽい内面には不釣り合いとも思える、大人の芳醇な性の魅力を放ち始めた成美おねえちゃんの危うく美しい身体。
先に大人になりはじめる女の子に比べて、まだまだ未成熟で頼りない身体の翔太くん。
そんなふたりの体が異性とはじめて与え合う性の快感に震える光景は、健康的にインモラルでとても興奮します。
包皮をゆっくりと剥く優しいフェラ、互いの身体を確かめ合うようなぎこちない身体使い。
体の気持ち良さに精神が必死に追いつこうとしているふたりの様子に、初体験ならではの胸の高鳴りを感じます。

成年向け作品として素晴らしいのはもちろん、長崎の離島を舞台に少年少女の出会いが丁寧に描かれた一夏の物語を心ゆくまで楽しむことができます。
成美おねえちゃんの優しい方言はなぜか懐かしく、なんとも心が癒されます。
ラストページの翔太くんの大人びた行為には、きらめくようなときめきを覚えました。
読後には「それはなんて青春」というタイトルの持つ喜びを感じることができます。

サンプルの成美おねえちゃんの笑顔と美しい裸体を魅力的だと思ったら、ぜひ購読してそのさらなる魅力に浸ってほしいです。
購読してから何度も読み返して、ずっと成美おねえちゃんにメロメロです。

ここまで心を震わせる素敵な作品に出会うことが出来て、私は心底嬉しいです。

とにかくオススメの作品です。