お母さんはここにいる [レモンケーキ] | DLsite 同人 – R18
あらすじ
「僕らが親子じゃないかも知れない?」唐突にそう告げられて、うろたえる息子、新太(あらた)。
「大丈夫だって。親子に決まってるわよ」と、軽い調子であしらう母、江梨香(えりか)。
一体何があったのか。
病院で赤子の取り違えがあったという。同じ日に生まれた赤ん坊が三人。先日、内一人の子どもが病死した。
その治療の過程で、子と保護者の血がつながっていないことが判明。
育ての子を失った夫婦は、今度は実の子を探し始め、残る二組の親子が急遽血縁検査を行うことになった。
確率は50%だ。
新太は母と病院で検査を受け、家で結果が出るのを待っていた。
母は「自分で産んだのだから分かる」と余裕だが、新太には思い当たる節があり、不安を拭い切れなかった。
新太の目にはもうずっと、母がひとりの、見知らぬ女性のように映っていたからだ。
不安に耐えきれなくなり、涙ながらに自分の思いを吐露してしまう新太。
「僕がお母さんを好きなのは!一人の女性として好きなのは!きっと血がつながっていないからなんだ…!」
それを聞いた母親は、息子に詰め寄り毅然とした口調で言い放った。「私たちは親子よ。それは揺るぎないわ」
それから「来なさい、新太」と泣いてる新太の手を引いて、二階の寝室へと連れていくのであった。
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おすすめレビュー
作者様が得意とする母子近親相姦もので、本作は感動話です。
母一人、息子一人の二人暮らしの親子に、かつて出産後の病院での取り違え疑惑が発覚します。母親は「私が生んだ子に間違いない」と自信満々なのに対して、息子は「母親を性的に見てしまっているは、本当の親子じゃないからだ」と疑心暗鬼に陥ります。
もしも本当の親子ではないことが判明して息子が本来の家に引き取られた場合、母親は一人ぼっちになるけどどうするのか、との息子の問いに対して、「誰かと再婚する」と母親が答えたため、「だったら僕と結婚して夫婦になろう」と息子は迫ります。二人は本当の親子なのか、それとも他人だからこそ結婚して夫婦となるか、DNA検査の結果次第となります。
追い詰められた状況の中で、二人は意を決して体を重ねます。比較的クールで冷静な母に対して、愛する女性で初めてを迎える喜びで暴走ぎみの息子による、濃厚なプレイが展開されてきます。家じゅう所かわまず盛り交わる姿は、血縁や社会的立場とかを全て忘れてプレイに没頭するかのようです。けれども、母親が「私を女と見るなら名前で呼んで」と求めても、息子は「ママ」「お母さん」としか呼ぶことができません。この辺に、息子の本心が見え隠れしています。
最後に検査結果が明らかになり、母親の気持ちも露わとなることで、ストーリーは大団円を迎えます。過去のどの作品よりもプレイが濃厚であり、なおかつ感動的なストーリーは、これまでで1・2を争う傑作ではないかと、個人的には思いました。