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倉田有稀子の告白 総集編 [オタクビーム] | DLsite 同人 – R18

    倉田有稀子の告白 総集編 [オタクビーム] | DLsite 同人 – R18

    あらすじ

    結婚から六年。

    それまで信じていた妻の不倫。夫の直樹は
    調査資料を前に妻・有稀子(あきこ)を詰問する。

    有稀子は予想外にも最初から不倫の事実を認め
    夫の疑念に対して、自らの言葉で語り始める――

    貞淑な妻、有稀子の口から紡がれる3つの罪悪、
    身を焼くような焦燥感と淫靡で切ない極上のストーリー。

    1~3まで発行していた作品を一つに纏め、
    キャラクター設定やボツ原稿などをまとめたアザーカット(おまけ)を収録。

    サンプル

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    おすすめレビュー

    ヘッドホン少女が記憶に残る古豪、大塚まひろ先生の長編同人作品。三話構成の総集編、180ページを超えるボリュームです。他のサイトでは各話分冊で販売されていますが、話数毎に前話に起こった体験を前提にした物語の構成になっていますし、今回の総集編化で通読が、全体像と結末を観られてお勧めですね。

    冒頭、浮気の証拠を突きつけて激昂する夫に、ただただ静かに「これまでに起こった事」を坦々と語り始める妻。ありきたりな修羅場の予感を裏切る、異質な導入が読者を引き込んで行きます。

    そこで語られるのは、起きていた正確な事実を、進めば戻れない階段を登って行くような変わっていく女の心情と肉体とを、写実的に、克明に写し取った物語。

    30歳の主婦の、脂を纏った柔らかい輪郭の裸身、豊満な肉体の、蠱惑的な美しさ、話数を重ねる毎に、どうしようもなく感度の階梯を登ってゆく女の淫らな悶え、素晴らしいエロスです☆☆☆☆☆
    浮気相手とは、マッチングアプリを介したそれ一話限りの一時のみの関係。
    各々個性的な人物で、プレイ内容も疑似恋愛から酔い潰しレイプ等、三者三様の展開を繰り広げます。

    ある夫婦の、僅かなすれ違いと小さな過ちから破局へと至る道程、名作映画的な風格も漂う重厚なドラマ。画も物語も恐るべきクオリティの作品。お薦めです。

    結末とエピローグまで読み進めて「夫婦の絆とは?」なんて事を言語化してみても面白いですよ。結論はみんなそれぞれで☆

    3回の不倫に怒り心頭な夫。
    その怒りには、妻への侮蔑はなく、「なぜ?」という疑問が強い。
    夫婦関係が良好だったため、常に、不倫の理由を問い詰める夫にあるのは、「本当に悪いのは妻だけか」という不安。
    貞淑な妻として信じていたことで、その妻のした不倫の原因が、「もしかしたら自分にもあるかもしれない」。
    それが、妻の告白を重ねるごとに、夫の中で如実に深くなっていく。。
    うまくあろうとしたことが、結局、夫婦としての「失敗」だった。
    最終的に、「自分は悪くない」と思っていた夫が、反省してしまう展開が面白かったです。

    全体的に、個人の性癖が色濃い同人漫画というよりも商業漫画のような印象。
    ストーリーが整っていて、普遍的な内容でありながらドラマティック。

    主人公を語り手とし、淡々と物語が紡がれるさまは文学的な印象ですが、
    セックスシーンの肌のぶつかり合いは、画から激しさと熱気を感じます。

    一見清楚でありながら不貞を働き、快楽に溺れてく主人公。
    行為中彼女が“貴方の魅力は相反する部分にある”と評される場面がありますが、そんな彼女の魅力=この作品の魅力のように感じました。

    見知らぬ男と身体を重ねることで、彼女は自分の承認欲求を満たしたかったのか。それとも…
    それぞれ性格も年齢も違う三人の相手とのセックスを通し、
    徐々に彼女の心の中が暴かれていきます。

    そうやってあぶり出された夫への“告白”。
    互いが胸に秘めていたものを前に「話してさえくれていれば」「話してくれていたら」と二人は言います。
    人間同士のよくあるすれ違い。
    しかし終わりへと向かわせるのは、結局こういった些細なズレの積み重ねなのでしょう。

    そこに至るまでの過程は繊細で切ないものですが、
    彼女が雄の身体に溺れる過程は本能的だと感じました。

    総集編ということもあり、本編187ページ+おまけというボリューム。
    自分はセールで購入しましたが、読み応えのある作品です。

    内容的には数年レスだった妻がアプリで出会った3人と不倫する話。

    三者三様の様で、最初の二人は多分旦那にして欲しかった心と体の話。
    この二話までは多分彼女的にもまだ戻れたんだと思うけど、最後の三人目が柔らかな様で”彼女自身は”修復不可能になった話。

    旦那を愛してはいるのかもしれないけど、心を救って今までにない快楽を教えてくれた人のお陰で告白する決心がついた影響か、単純な寝取られものだと多少なりと女性が変わるところが彼女は変わらないまま決断したのである意味残酷さはそれ以上かな。

    特に最後は旦那自身についても酷な設定が出ますが、別れる際彼女は自分から一人だけで完全に切ったので、復縁で旦那とするところが見たいなと思う気持ちもスッパリ切ってくれました。

    正直3巻だけ買ったらまだおかずにできたかもしれないけど、話重視で悲しさが勝って個人的には最初から最後まで読んだらポルノとしては見られなくなったかな。