償い ~完全版~ [爆乳フルネルソン] | DLsite 同人 – R18
あらすじ
夜更けの公園に全裸の少年を連れた女が一人。
その異常さに気づいた人々はそそくさと去っていく。
女は少年を躾けるように自分の足を舐めさせ始める。
どうしてそんなことになってしまったのか…?
その少年片倉学はある日友達の鴨居恭介と河原で遊んでいたのだが、
ボールを川に取りに行った恭介は誤って溺れてしまう。
それを何も出来ず助けられずにいた学は後に恭介の母、理恵に酷く叱責されてしまう。
そして学は理恵に対して自分の体を好きなようにさせることを認め、
理恵は学をペットのように扱うことにしたのだった。
そして調教の日々は始まり、日毎その苛烈さは増して行く。
果たして学は、理恵に対して自分の罪を償うことが出来るのだろうか…?
本文48p+設定画3p+奥付 (体験版は前半20ページがお読みいただけます。)
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おすすめレビュー
掲載誌の休刊により前編のみの発表になっていた作品の
実に1年9ヶ月越しの完結編です。半ば諦めていたので大変嬉しいです。
・作品について
黒龍眼氏の作品でも過去にあまり例のない暗めの設定をもつ作品です。
マゾヒズムという性癖がスティグマとなって主人公にふりかかる容赦のない展開は
同氏の「僕の愛したフミカ」の別パターンと考えることができそうです。
あちらでは全てを失い破滅した少年を使用人のフミカが慈愛によって
「マゾヒストが辿り着ける天国」に連れて行ってあげるのですが、
本作では理恵さんが破滅させられる側で、主人公の学くんは
彼女の手で「マゾヒストが堕ちる地獄」に突き落とされます。
マゾヒストとなって彼女の怒りを受け止めることが償いだと思っていたら、
実はマゾヒストに堕ちること自体が償いだったというオチは
因果応報の物語として綺麗で、より洗練されていると思います。
また、マゾヒストが潜在的に抱える「独りでは決して満たされない」
「そのくせ相手が限られる」という根源的な恐怖とラストに待つ地獄が
奇妙な一致を見せるのも見逃せません。そしてヒロインの理恵さんが
「出逢う者すべてをマゾに変える魔性の女」という役割をこえて
相応の動機を持って恨みをぶつけてくる肉体性を備えたことで
マゾとしては絶対に味わいたくない恐怖が浮かび上がり
私はこれに心胆寒からしめられました。
学くんに恭介くんの死の責任をあそこまで苛烈に問えるのか
実際かなり微妙なのも話の救われなさに寄与しており
総じて作劇面に注意が配られた作品だと思いました。
後半のプレイは
・指、ペニバンによる前立腺責め
・足コキ潮吹き
・貞操帯による射精管理
・ペニバンフェラ
・トコロテン射精、潮吹き
・そして…
これらが暗い話と両立するのがエロ漫画の醍醐味ですね。
開発が比較的容易な前立腺のみを集中的に責めている点がリアルです。
開発自体は途上のようですが、もう充分に後戻りできないでしょう(笑)。
性行為におけるSMにおいてサドとマゾというのはある種、それが歪曲した醜い形であっても相思相愛でなければ成立しません。
しかし、欲張りなマゾの業というものは恐ろしいもので、行き着く果ては相手に自分へ一片の情け無く、ただただ嫌悪しながらマゾの快楽を与えて欲しいと思ってしまうのです。
実際には中々実現できるものではありませんが、そんな願いを叶えてくれるのが本作。
女性はひたすら主人公である男の子を、心の底から恨み嫌悪しながら性的な快楽を与えてくれます。
結末も「あー本当に全く愛が無かったんだ」と分かる内容で最高なのです。まさに絶望と至福が最高潮に達している瞬間でしょう。
SMと言っても血が出たり痛いのは無く、ひたすらスケベでエロいので痛い系が苦手な方も安心だと思います。オススメです。