| 作家 | 晴海にいな |
|---|---|
| 出版社 | ナンバーナイン |
| レーベル | Close Moon |
| シリーズ | 忠犬ボディーガードが偽物令嬢の嘘と身体を暴くまで。【R-18版】(単話) |
| カテゴリー | TLマンガ |
| ページ数 | 27ページ |
| 配信開始日 | 配信開始日:2025/08/27 |
| ジャンル | 恋愛 / 学園もの / 無料作品 |
あらすじ
《本作は同人誌となります》
悪役令嬢に転生したら、ボディーガードに正体がバレて―…!?
財閥令嬢として乙女ゲームの世界に転生した・玲子(れいこ)。
ちょっと危険な最強ボディーガード・鷹臣(たかおみ)を手懐け、
死亡ルートを回避するために身体を張って行動していたが、
自分が転生者だったことが鷹臣にバレてしまう。
’嘘’を暴き、暴かれた二人は本当の信頼関係を築くことが出来るのか…
「ちゃんとお利口にしますから、俺だけを可愛がってくださいね」
玲子の純粋な優しさに触れ、心を奪われたボディーガードの
甘く激しい執着愛から逃げられない―…!
悪役令嬢モノですが胸糞・報復展開ありません。
とにかく「女の子に飼い慣らされているデカくて強い物騒な男」を見て
楽しむためのハッピーな漫画です。
<登場人物>
■一条 鷹臣 (いちじょう たかおみ)
普段は無愛想でマイペースだが、
玲子のピンチには速攻で駆けつける優秀なボディーガード。
■小鳥遊 玲子 (たかなし れいこ)
乙女ゲームの世界に転生して
財閥令嬢として振る舞っている。
ちょっとビビりなお人好し。
【本文:25ページ】
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忠犬ボディーガードが偽物令嬢の嘘と身体を暴くまで。【R-18版】(1)

✍️ HNT編集部レビュー
「忠犬ボディーガード」に秘められた信頼と執着の物語
私が本作に惹きつけられたのは、その巧みなシナリオ構造にあります。「悪役令嬢転生モノ」というジャンルは近年飽和気味ですが、本作は単なる復讐譚や身分詐称の緊張感に留まりません。転生者の秘密が暴露されるという事象を、むしろ二人の関係が本質的な信頼へと移行するターニングポイントとして機能させている点が秀逸です。
主人公・玲子は「ちょっとビビりなお人好し」という設定により、よくある転生主人公のチート能力や傲慢さから徹底的に距離を置いています。彼女が「身体を張って」行動するとは、綿密な計算ではなく純粋な優しさから発する行動を指しており、ここに作品の倫理的な軸が形成されています。一方、無愛想で「物騒」とまで評される鷹臣が、その秘密の暴露を通じて玲子の本質に触れ、執着へと変わっていく心理描写は、従来のボディーガード恋愛ものでは見過ごされやすい複雑な感情遷移です。
伏線と開示の絶妙なタイミング
シナリオ構成として注目すべきは、秘密の露呈が物語の後半で起こる設定です。多くの作品では秘密の隠蔽そのものが主要な緊張源ですが、本作は「バレてからどう向き合うか」というより心理的で文学的なテーマに軸足を移しています。玲子が「嘘を暴かれた」その瞬間、彼女の純粋さがより一層輝くという逆説的な演出は、読者の感情的な投資を大きく動かします。
「ちゃんとお利口にしますから、俺だけを可愛がってくださいね」というセリフは、単なるアイドル的な甘え表現ではなく、自分の正体を知られた後での玲子から鷹臣への信頼表明です。ここに作品全体のテーマが凝縮されています。嘘と真実、表面的な身分と本質的な人間性、執着と信頼——これらが交錯する中で、二人の関係が再構築される過程が本作の核となっています。
「忠犬」というモチーフの深さ
タイトルの「忠犬ボディーガード」というフレーズは単なる比喩ではなく、鷹臣という人物の本質を表しています。描写から読み取れるのは、彼が玲子の「ピンチに速攻で駆けつける」存在であること。これは単なる職務ではなく、内面的な絆に基づいた行動です。本作は「女の子に飼い慣らされているデカくて強い物騒な男」というコンセプトを掲げていますが、これは権力関係の逆転ではなく、相互的な依存と信頼の構築を意味しています。
読了体験と感情的カタルシス
- 胸糞展開や報復シーンがないため、心地よい読書体験を約束
- 学園設定と財閥令嬢という舞台背景が、ステレオタイプを避けた独自の世界観を構築
- 25ページという適度なボリュームで、濃密なストーリーと官能表現のバランスが取れている
- TLジャンルながら、シナリオ的な充実度が高く、テーマ性に厚みがある
作品へのアクセスと購入を検討される方へ
本作は同人誌ながら、プロの出版社による配信体制が整っています。2025年8月27日の配信開始日からアクセス可能で、無料試読機会も用意されているため、購入前に作風を確認できるのは読者にとって好材料です。
シナリオの質を重視する読者、乙女ゲーム転生ものに新しい視点を求める読者、そして強くて頼りになるボディーガードキャラクターに魅力を感じる読者にとって、本作は間違いなく購入の価値があります。執着愛という表現が示唆する官能性と、信頼の構築というシナリオ的な深さが、見事に融合した傑作です。
松本 浩二(シナリオ分析担当・7年目)
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