| 作家 | akabeko |
|---|---|
| 出版社 | シュークリーム |
| レーベル | from RED |
| シリーズ | 【18禁版】蜜果【単行本版】 |
| カテゴリー | BLマンガ |
| ページ数 | 202ページ |
| 配信開始日 | 配信開始日:2025/04/04 |
| ジャンル | ラブコメ |
あらすじ
「久しぶりに触ったら…止まらなくなった」
ホストクラブ「ディアブロ」をクビになり
ホストを辞めた希雄。
女性用風俗店に移籍させられるかも!?という
一悶着はあったものの…
無事(?)アダルトグッズ製作会社の社員として
働くことになり、
脱☆無職!!!!を果たした。
しかし昼職になった希雄と夜職の貴宏とでは
生活リズムが合わず
すれ違いの日々を送ることになってしまう…。
なかなかゆっくり会話することも
エッチすることもままならない中、
互いに口には出さないけれど
寂しさを抑えきれなくなり
貴宏は眠る希雄に夜●いを仕掛ける――…!!
バリタチウリ専×元ノンケホストの10歳差カップル
新生活同棲編!
◆収録内容◆
「蜜果」19〜24話
単行本収録描き下ろし8P
特典(おまけ漫画1P)
※「特典(おまけ漫画1P)」は紙コミックスの応援書店にて配布されているものと同様のものが収録されています。
※本書は、現在配信している「蜜果 4【単行本版(特典付き)】」を18禁版用に一部改訂したものです。内容は同じですので、重複購入にご注意下さい。
※18歳未満の方の購入・購読はかたくお断りいたします。
✍️ HNT編集部レビュー
『蜜果』第4巻:同棲生活の現実が描き出す、10歳差カップルの葛藤と欲望
長年このジャンルを担当してきた私の視点から申し上げますと、『蜜果』シリーズはBLマンガにおいて極めて高い完成度を持つ作品です。第4巻となる本作は、前巻までの恋愛関係の構築から一歩進んで、「同棲生活」という新たなステージへ物語を展開させています。この転機は、作品の魅力をさらに深化させる重要なポイントとなっています。
シナリオの現実性:すれ違いから生まれる切実な欲望の表現
本巻の核となるストーリーは、極めてシンプルながら、その深さが秀逸です。ホストを辞めて昼職に転身した希雄と、夜職を続ける貴宏。二人の生活リズムの相違は、単なる時間の問題ではなく、心理的な距離感をも生み出しています。互いに寂しさを抱きながらも、直接的な言葉では伝えられない感情——これは多くの読者にとって極めてリアルな状況設定といえるでしょう。
物語の中盤で展開する「眠る希雄への夜の仕掛け」というシーン。これは単なる身体的な接触ではなく、コミュニケーション不足から生まれた感情の表れとして機能しています。その後の展開は、カップル関係における「触れたいけれど触れられない」という心理的なジレンマと、それを打ち破る瞬間が見事に描かれており、読者の感情移入を促す構成になっています。
キャラクター性と関係性の深掘り
バリタチウリ専である貴宏と、元ノンケのホストで現在は受け方に転じた希雄。10歳という年齢差は単なる数字ではなく、経験値の差、人生観の違いとして常に二人の間に存在します。本巻では、その年齢差がむしろ親密さと複雑さを同時にもたらす要素として丁寧に描写されています。
- 昼職への転職による生活の変化と心理状態の変動
- パートナーとの時間が減ることで深まる寂しさと欲望
- 年齢差から生まれる甘えと保護欲のバランス
- 口に出さない感情を身体で表現する関係性
これらの要素が有機的に組み合わされることで、表面的なエロティシズムだけでなく、心情的な充足感も読者にもたらされるという、優れた構成手法が採用されています。
作画クオリティとビジュアル表現
シュークリーム氏による作画は、本シリーズを通じて一貫した高いレベルを保っています。第4巻においても、キャラクターの表情の細かな変化、身体の線の美しさ、シーン転換の流れなど、すべての要素が洗練されています。特に、感情的な起伏が激しいシーンにおいて、表情だけで心理状態を読者に伝える表現力は、このジャンルにおいて一級品といえます。
また、単行本化に際しての描き下ろし8ページは、配信版では表現できない深度を持つコンテンツとして機能しており、紙媒体を購入する価値を十分に提供しています。
第4巻を手にすべき読者層と推奨ポイント
本作は以下のような読者に特に推奨できます:
- BLマンガの中でも、心理的な深さと身体的な表現のバランスを求める読者
- 年上×年下、経験者×初心者といった力関係のダイナミズムを好む読者
- 「恋愛」というより「関係性の構築と維持」という現実的なテーマに興味を持つ読者
- シリーズの流れを追いながら、キャラクター成長を見守りたい読者
特に、すでに前巻までをお読みになった方であれば、本巻は必携です。同棲生活という新展開により、二人の関係が次のフェーズへ進む過程を目撃できるでしょう。
総評:業界水準を超えた完成度
8年間このジャンルを見守ってきた私の観点からすると、『蜜果』第4巻は、単なるアダルトコンテンツの範疇を超えた、良質なラブストーリー作品です。シナリオの説得力、作画の完成度、キャラクター表現のリアリティ——すべてが高度な水準で実現されています。
2025年4月配信開始となる本作は、その後の市場における一つの基準値となる可能性も高いと考えます。コレクター必備の一冊です。
佐藤 健(成人向けコンテンツ評論・8年目)——業界トレンドの先を見据えた、確かな構成力がある作品です。
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