レビュー
4冊目にして更に身体のラインからヘソ表現までレベルアップ。超絶ドエロなセキレイちゃんが既刊単行本にちょこ出ていたけど、
改めて描かれるセキレイちゃんはエッチに興味のあるイマドキの何処にでもいそうな女の子ストーリー。
冬服から始まり夏の終わりまでの二人の関係が描かれます。
セキレイちゃんは如何にして友達の年上お兄さんとセフレ関係になったのか。セフレのまなのか。
夜子さんの時はファンタジーに振り切って描かれていたけれど、今回は等身大の女の子を描くことに全振りです。
巻頭加筆と同月発売のLOに掲載されたエピローグまで収録。単話で読むのと違ってとてもセキレイちゃんの内面が理解しやすい。
連載時にモヤっとした同志諸君、この【DLsite限定特典付き】単行本を買って、一読したら特典も見てもう一度読んでみよう。
すっきり理解できるのはDLsiteだけ! 私はなんてラッキーなんだ。実本も買ったけどこにいてよかった。
1話→手コキ
2話→フェラごっくん
3話→初体験に挑戦
・
全8話+1話収録
セキレイちゃんのトレードマークといえばツインテなんだけど、以前ちらっと髪をおろしている場面もあったよね > 今回バッチリ見れるよ!
夜子さんの話もセキレイちゃんの話も全部見たいという欲張りな同志諸君、この機会に砂漠先生単行本4冊揃えることをお勧めする。
セキレイっていう鳥がいて伝承とかあるので、名前はそこからかなぁと漢字や意味を想像するのもイネ。違うかもだけど。 コレは心に来る。
セキレイちゃんは、〇学生から少し大人になって周りとズレている自分が「何なのか」を試したのだと思います。
でも、やっぱり「異常の雛」で、いつも話題に上る友達のお兄さんを無意識にターゲットにする辺り、後々を予見させます。
様々な事に聡く、お兄さんの気持ちが離れていく事や秘密が終わりに近付いた事を察知しながら、敢えて危険な選択を無意識にする。
終末にお兄さんが「これからも一緒に居よう!」と言えば、きっとセキレイちゃんはお兄さんの名前を呼んで、別の人生(まあ、お兄さんべったりの別の異常になっていたかもですがw)を歩んでいたと思います。
でも、巻末のセキレイちゃんは、キッチリと「どうしようもない女」に仕上がっています。
砂漠さんがすごいと思うのは、私が人生で一人だけ知っているどうしようもない女を、あのコマで書き切っている事です。
少し悲しいのは、あの夏がこの兄妹には欠損している、セキレイちゃんがすっかり抜け落ちてしまっている事です。
あんなに一緒に遊んで、海にまで行った友達を「この子、今なにしてるかなー」と遠ざけ、街中ですれ違っても何の感情も動かないのは、いつまでも心を締め付けます。 既刊の単行本で登場した、からかい上手で淫靡なセキレイちゃんと手のひらでコロされるお兄さんとはまた違った二人の関係性が描かれ趣きの違う作品となっています。
単刀直入に言って心がもぞする。読後感をちょっと引きずる作品でした。
なんとなくの浪人生活のなかで見つけたセキレイちゃんという刺激に酔いしれるも、段々と現実に引き戻されるお兄さんとそれをなんとなく感じ取るセキレイちゃんの心が離れていく様に身もだえしました。最後の秒速5センチメートルよろしくの一瞬の邂逅には心をジクさせられます。
またエピローグの最後2Pのセキレイちゃんの表情は必見です。
過去作でもそうなんですが、砂漠先生は諦めをおびた女の子の笑顔を描くのがホントに上手いなと思いました。
あらすじ
有ったはずの、無かったあの夏。
受験に失敗し、自堕落な浪人生活を送る僕の前に現れた妹の友達『セキレイ』。
妹と同じく無邪気で可愛い、年相応の少女…のはずだった。
触れ合うごとに顔をのぞかせる彼女の色香に、惹かれ、翻弄され…。
モノクロだった僕の夏が、にわかに色づき始める。
掲載のたびに反響を呼んだ人気短編のリブート連載を、
第1話からエピローグまで完全収録して待望の単行本化。
貴方にもあったかもしれない『セキレイとの夏』を、心ゆくまで味わってください。
【収録作品】
第1話「妹のともだち」
第2話「子どものいたずら」
第3話「大人のまねごと」
第4話「雨の日」
第5話「夏の訪れ」
第6話「ふたりの世界」
第7話「ひと夏の永遠」
第8話「ないしょの終わり」
エピローグ「セキレイの初恋」
※DLsite限定「描き下ろしイラスト&連載前企画書」付き!
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