レビュー
連載物だったこともあり、エロはもちろんストーリも一つの作品として大満足でした。好きだった女の子が大人に食われてしまう描写はチクとした悔しさと興奮を感じ、持って行き方や表現の仕方もBSものとしてよかったです。
そして最終話のキメセクがとてもエロかったです。
成り上がりの歌い手、熱烈なファン(j〇)、乱交、お薬の組み合わせ。
先生が上手に調理して最高のオカズにしてくれました。ヒロインを差し置く形になってしまいますが、一番おすめしたいところです。
また以下はエロ要素ではありませんが、食い物にされたj〇達や成り上がり歌い手トリオがめげることなく前向きに進んでいく様は、思わず応援したくなるほどの気持ちよさを感じました。
綺麗に終わらせてくれてありがとうございました。 本作はクジラックス先生の傑作である。
先生はJ〇もので名を馳せているもの、今作のようなJ〇もの、またどきチケットチャレンジといったJKも巧みに描くことができることは語るまでもない。
特に今作ではJ〇を対象にしたことで、少女たちの性への憧れや思春期特有の悩みなど、J〇相手ではなか描けない女の子側の視点、思考が描写されており、作品としての深みが増している。クジラックス先生はこのような人間の描写に長けており、「歌い手がJ〇を喰う」という主題を最大限活かしていると言える。
また言うまでもなくえっちシーンも非常に叡智である。上巻での描写と対比になっている箇所もあり、それも相まって背徳的で非常に実用的な一冊となっている。個人的には最後の方で行われているキメセクが好きです。
最後に、単行本化にあたり加筆されたページも非常に面白かった。コミックLO連載当初はまだ歌い手やニコの文化が現役の時代であったが、2025年現在、流行が一周しちょうど面白く読める新鮮さを感じている。20年代の空気感も読んでいて心地よい。
クジラックス先生、最高にえっちで面白い作品をありがとうございます。 内容としては、かなり真面目というか、社会風刺が織り交ざったストーリーとなっています。
「歌い手」というニコ黎明期に活躍した「職業」に焦点を当て、それに翻弄される「少女」たちが、描かれています。
一方で、そんな「少女」たちを食い物にした「歌い手」の男性にも、焦点を当てた下巻。
やっていることは最低だが、彼の過去編では、そうなってしまった「トラウマ」が描かれることになります。
同情は出来ないが、この表紙の仕打ちには笑ってしまった。 いやね、正直「この娘」で打ち止めしとけばなぁと何度となく思ってきた訳ですよ。はい。
そんな読者へのアンサーが描かれていて大変、満足致しました。
個人的にはハッピーエンド希望でしたが、聖亜にとって「その子」はワンオブゼム。どうやっても互いに幸せにはなれない。
コレはコレでトゥルーエンドって感じで清々しい幕引きでした。
今回の件でクリエイターとして何が求められているか、読者の心理を的確に捉えて表現するクジラックス先生は正に怪物であると改めて認識致しました。
同じ時代に生きている事を誇りに思います。
先生がこんなレビューでも見てくださる可能性に賭けて、最大限の感謝を捧げます。本当にありがとうございました。 収録されている「第8話」に”クジラックス”先生の真髄を
感じました…表題作の第7話から最終話、本巻・描き下
ろしの後日譚を収録した、表題作の下巻。
印象に残った収録作品は、男性主人公”聖亜”の性的嗜好が
固まる前、同級生な女子”月野”との交流から歌い手を志す、
冒頭の流れが鮮烈かつ清純な「第8話」。”月野”のその後
を描いた後半から”聖亜”の性的嗜好が決まってゆく展開に
”クジラックス”先生の真髄を感じた、作品でした。
読後感じたのは、アバンギャルドな作風を貫ぬき通してい
る点。あとがきに、”クジラックス”先生が『産みの苦しみ』
を切々と記されていましたが、上巻・下巻を通し、重厚に
切り込んでゆく展開は、描き上げる為に年月を要した事へ、
読み手として、納得することが出来ました。
下巻を読み込んだ上で改めて上巻を読むと、読み手の視点
が変化する化学反応を実感できる、アバンギャルドな一冊。
あらすじ
読まない奴らに語られがちなジャンル代表作家。だから今こそ知れ、これこそが本物のクジラックス。
約10年悶えながら描き続けた作者・クジラックスとその主人公・聖亜。地獄を潜り抜け見つけたものとは?
「やってみた」こともなく、もがくことさえできない冷笑の無産人生で満足か?連載当初から「今さら歌い手かよww」と揶揄され続けた物語の本当の意味と結末とは!?巻末にはエピローグ漫画「出所後の聖亜」を描きおろし収録。
人気歌い手配信者・聖亜が絶頂を迎えた上巻、そして下巻は怒涛の展開へ。下巻には雑誌掲載作に加え同人誌発表作も収録。そこで明かされる【○リ性犯罪者】歌い手・聖亜の過去。そして忘れがたき人…。性的同意時代を迎えた今、聖亜が体現したものはどこへ往くのか?老若男女あらゆる世代にアプローチする○リ漫画を越えた「何か」の物語。
<収録作>
第7話 歌い手は嫌われている
第8話 歌い手は誰を想い唄うのか
第9話 歌い手は誰を想い××るのか
第10話 歌い手になってみた
最終話 歌い手は歌うのが好き
描きおろし エピローグ 出所後の聖亜
あとがき
*電子書籍版上巻では第1話が無料公開されています。
※DLsite限定初期プロット案&連載開始時草案&第1話 絵コンテ付き!
サンプル
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