レビュー
本作と言うか本シリーズのタイトルは「少し早めに登校した朝の時間に同級生の男女が互いを性の捌け口にするルーティーンワーク」に由来しています。これは大して親しくも無かった、彼氏彼女ですらない男女がガッツリ体の関係に発展している歪なセフレ共依存もさることながら、見つかったらヤバい逢瀬のスリルも見所でした。
しかし、本作にてそれが伏線、いえ下ごしらえだった事に気づかされました。
つまり、すっかりルーティーン化した後で半ば強制的にその習慣が途切れると事実上の禁欲生活を強いられるのです。
いえ、片方が病欠したからと言って、健康なもう片方まで発散を止める義理も義務も無いはずです。
ところが、それこそがルーティーンの真骨頂です。
出会うまでは一人で抜いていたのに、心のどこかに一人で致す事への罪悪感を覚えて、無形の拘束力が働く心理描写は流石でした。
まるで織姫と彦星のように再会を待ちわびてしまう鬱屈とした日々はラブコメでもあり、Hシーンへの焦らしも兼ねた攻防一体の構えでした。
だからこそ、久々に顔を合わせて早々にヤり始める焦燥感に説得力がありました。
憎まれ口に混ぜ込みながらも恋焦がれた想いを隠し切れない男女がマジ青春でした。
しかも、長身気味な女体をよじり数日ぶりの快感を堪能する写実的な連続合体が見事な作画力でした。
あらすじ
【久しぶりで性欲爆発! 激しくねっとりおうちエッチ♪】
コミックバベルの大人気作家・あるぷが織りなすほろ苦い恋愛Hストーリー第3話!!
セックスフレンドの奈央が病欠中、性欲が発散できずにいた翔太。
一方で病み上がりの奈央もまた悶々としており、翔太を家に呼び出す。
二人はツンケンしながらも熱い視線を交わし…!?
素直になれない二人の時間を忘れる肉欲セックス!!