おすすめレビュー
死に戻りの王妃様は、せっかくのやり直しの人生は冷酷な夫から逃げたいのに再び婚約することに。
今度は死の運命から逃げられるの?
夫であるゼノ様の執着の理由は?
じわと伏線が散りばめられて、濃厚えっちを堪能しながら
どうやら強大な権力もあるこの旦那様、めちゃくちゃ不器用じゃない?
そして、「あなた」(王妃様)に向ける愛と執着がいじらしすぎない?
と、なんだかわいく見えてくる不思議。
結婚式までは処女を散らさない、と本番以外のえっちなことはいっぱい
しちゃう。
もう初夜は焦らされきってどろっどろの死にそうなほどの快楽えっち。
けれど、どこかそれさえゼノ様は不安そうで.
欠落した記憶、ゼノ様の漏らす言葉の端々から、
この死に戻りが1度目ではないとうっすら匂わされ、
巻末のゼノサイドで、想像以上のこの死に戻りの真相が描かれます。
一途で不器用な男の愛と執着の物語に、再び冒頭からページをめくりたくなること請け合いです。