おすすめレビュー
少年少女の無邪気な言動もさることながら、文字通り背景としてのモブが良い仕事をしていると感じました。歩くだけでビルを踏み潰し、寝転べば誇張抜きに街を一つ壊滅させる少女らは間違いなく恐怖の対象で、それに説得力を持たせているのがモブの叫びでした。
しかも、巨人少女に畏怖する民衆が居るからこそ、友好班(街を壊さないよう気を配っている)が住民に親しまれ、信仰されている差が際立つのもモブがあってこそでした。
また、同じ巨大娘同士での圧倒的体格差が見所の一つです。
巨大スピードが加速度的になったせいで差が生じ、既に街を見下ろせるほどデカい少女を軽々と持ち上げられる超々巨大少女が乱入する事で、巨大娘キャットファイトなおかつワンサイドゲームが興奮を誘いました。
これによって普段は大人しい友好的な巨大少女が傍若無人な巨大少女を取り押さえると言う逆転性が楽しめて、おっぱいポロリも眼福でした。
そして、シリーズ大団円だけあって今まではないがしろにされて来た恋愛的側面をクローズアップしたのは英断でした。
本シリーズにはメインヒロインとメイン男子と呼べる少年が居て、イジメっ子と被害者あるいは性欲モンスターと肉バイブのような関係かと思いきや、しっかりと2人の絆を感じられました。
特に、超々体格差カップルの悩みである相手が小さすぎて街に逃げ込まれると見つけられないにはフェチがそられ、巨人が這いつくばって探す姿は可愛くもありました。
PS:今更ながら本シリーズ全体に共通する事ですが、「日本語版」「英語版」「文字無し」が一続きのPDFになっているのは読み進める上で勢いを削がれるので、日本語版で1ファイル/英語版で1ファイル/文字無しで1ファイルと分かれていたほうが読みやすいんじゃないかと思いました。
あらすじ
この作品は複数のクリエイター支援サイトにて連載を終えたシリーズ「○年おとな組」の第3作品集、最終巻となります。
オリジナルの短編マンガは「エンジェル倶楽部 2001年11月号」に掲載され、単行本「淫触」に収録されました。その後2020年の12月からおよそ20年ぶりに続編を開始、そして約3年間の連載を終えて完結を迎えました。
オリジナル短編は作品集の第1集に収録されています。
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もともとの設定は、謎の給食を食べた女子生徒たちの身体が通常の約2倍、3メートルの大きさにまで急成長してしまったというものです。それに合わせるように男子たちのオチ○チンもまた巨大化したので、セックスも可能です。
続編では設定をもう少し追加しています。
女子たちの身体は、さらに1ヶ月ごとに倍へ、倍へと巨大化して行きます。オリジナルコミックのストーリーを1ヶ月目としました。
作品集の第3集は9ヶ月目、女子たちが身長約768メートルにまで巨大化したところから始まるはずですが……。しかし彼女たちの成長のペースに乱れが発生し、なぜかヒロインの花村カオリだけさらにその倍、約1536メートルにまで巨大化していたのでした。
9ヶ月目……身長約768メートル 3話分 / 5ページ)
10ヶ月目……身長約1536メートル 3話分 / 7ページ)
そして1年後、身長約6144メートルにまで巨大化していたおとな組女子たちは、そこから急激な巨大化競争へと突入し、果てしなく巨大化を続け……やがて壮大な結末へと至ります。
Next Stage……9話分 / 24ページ
最後に後日談としておとな組メンバーたちのその後が描かれます。
エピローグ……16ページ
作品は差分付きイラスト形式のものとマンガ形式のものが混在しています。それらをナビゲーション付きでPDFファイルにまとめました。
差分はおもに、テキストなし差分、ヌード差分、キャラクター単体差分、そして英訳版などです。
(English translations are also available for each work. The English version of the epilogue will be added in a later version update of the work.)
画像解像度 1600×1133px(基本サイズ)
基本絵51枚(CG+マンガ)
差分116枚(エピローグの英訳版はバージョンアップで追加予定)→132ページ(予定)
PDF 184ページ→200ページ(予定)