おすすめレビュー
個人的には今でも大好きなOSたんでありますが、当時読みふけったこの同人誌がダウンロード販売されていることに気付いて思わず購入。最初に懐かしいと思ってしまったのは、どうなのでしょうね。私のPCは今でも現役XPだというのに。
この同人誌は相当にコアなネタが満載で、古くからPCを扱ってきた人ほど笑えるというか、頷けるネタの宝庫です。
ドジッ娘のブルースクリーンに悩まされたり、98の快適さを思い出したり、それこそ95とリンゴの戦いのころからご存知の方は、購入してみてはいかがでしょうか。 擬人化のパラダイムともいえるOS娘たちを扱った有名な同人誌3部作(奥付は平成16年〜17年です)です。紙媒体は絶版なので入手方法はこの電子媒体のみとなっています。
基本形は1ページ完結のギャグ漫画で、主な登場OSは95〜XP、特に2Kです。
大半は初級のコンピュータ知識でも笑える内容です。作者らはかなり詳しいようで、一部玄人受けするテーマがありますが、巻末に解説がついています。主なネタは各OSの特性やその技術的な背景です。
個人的には、全体としてとても気に入っていますが、今でもお世話になっているMEの馬鹿さ加減の表現方法などマイナス点もありますし、MS-DOSとのやりとりなど、いくつか好感が持てない描写がある一方で、それを裏付けるものは否定できません。
総括しますと、OSの特徴と技術の魅せ方がとても面白いギャグ漫画です。ただし、いくつかのOSのサポート期間や時事テーマなど、既に過去形になった内容が一部ありますので、恒久性には欠けます。
一番お気に入りは、95対Macの戦いを描いた「Stupid Argument」シリーズ(こちらだけは5枚に渡る漫画)です。
ファイルはかなり大きいですが、紙面をとり込んだような感じがして、それほど鮮明ではありません。文字もフォントのせいか、ちょっと読みにくいです。
「草の根ネット」から「デュアルCPU」までを網羅したパーソナルコンピュータ技術へのさりげなくユーモラスなハイライト旅行です。僕の評価は、OS娘漫画のMVPではありませんが、技能賞です。
あらすじ
OS擬人化ネタを盛り込んだ作品の金字塔。
個性的なOSタン達が織り成すギャグ満載。懐かしいネタから
知っていると思わず微笑んでしまうネタでたっぷり100頁超。
発刊した同人誌『共有フォルDA!』の3巻分をまとめた総集編です。
オールフルカラーのまま収録されています。
※OSタンはふたば☆ちゃんねる発祥のネタです。