おすすめレビュー
亡くなった恋人の葬儀の日のほんの短い時間のお話です。動きもなく、言葉と思い出だけ。
それなのに、感情が揺さぶられました。
2人はどんな関係だったのだろう。
周りの人たちとどうやって過ごしていたのだろう。
家族との関係はどうだったのだろう。
残された男はこれからどうしていくのだろう。
映画の予告編のようにも感じました。
この予告編から映画1本できるのではないか、というような気がします。 タイトル通り、淡々と静かに見送ります。
そしてあっという間に読み終わります。
それはこうおそらく誰にでもある感情で、
そこに特殊だと自覚しているからこその静かな悲しみが重なって、とても読後感がじんとしました。
あらすじ
オリジナルのゲイコミック作品です。
想い人であった智也が、天へと昇る。
不愛想な洋介は、葬儀場でもあまり感情を見せないが……
18ページの作品です。