おすすめレビュー
個人的に作者様がお気に入りなので購入してみました。作品全体に漂う陰鬱な雰囲気。奇妙で奇怪な私設博物館で語られる物語は、やはりあまり楽し気なものではありません。
読み終えた後は、どうにもこうにもならない虚無感を感じ取ったような気分になりました。
サンプルにありますが博物館で蒐集するものとして鉱石・化石・植物辺りまでは分かります。が、畸形種を産む聖母像というのは奇妙過ぎてどう理解していのか分からず困惑しました。まあ、「そういうもの」として認識するしかないんでしょうね。本当に奇妙です。
サンプルを見てこの先が気になった方は手に取ってみて下さい。
あらすじ
“ヴンターカンマー”――とある奇妙な私設博物館を訪れた女性と、奇妙な管理人のお話。2020年11月コミティア134新刊。