おすすめレビュー
一年前から行方不明になった姉を探して、東南アジアの裏社会に足を踏み入れた主人公・千代。マフィアの男相手に退かない胆力と戦闘能力を買われ、姉の雇い主であるマフィア・オルガに気に入られる。
しかし、姉の捜索に参加させてもらえる見返りとして、オルガの女になることを求められて―という始まりです。
長編作品の第一話になるのでしょうか。
千代の姉含む十四人の女性が姿を消しているのですが、その事件についてはこれから調査する、といったところで終わります。
本作では舞台背景の説明、千代とオルガの出会いと初めてのセックスが描かれています。
背が高くて男性に間違われる三白眼の千代は、心身ともにタフな女性です。
マフィアの下っ端をボコって尋問し、幹部のオルガ相手でもスタンガンで襲いかる。強い。
セックスなんて気持ち悪いし、オルガを殴りたくなるけれど耐える。強い。
すべてはたった一人の肉親である姉のため。
オルガが気に入るのもわかります。
初めてということもあり、Hシーンは苦痛>快楽ですが、潮吹きもあるしオルガも調教する気満々だし、今後変化することがありそうな気がします。
オルガは普通に悪人ではあるんですが、千代の姉を気に入っていて評価していたのは本当だと思います。
だからこそ、千代も協力を頼む気になったのでしょうね。
このあと心理的な距離がもっと近づいた二人が見たくなります。
戦闘シーンの躍動感が素晴らしく、全体的なコマ割りや構図が美しいので眼福でした。 姉を連れ戻すため裏社会に入り込む主人公と、その地を支配するニヒルな男との甘くない関係の始まり。姉の失踪事件と2人の今後の関係が気になるストーリー。男女の絡みは、主人公の目的のために受け入れる姿と男からの一方的な交わりだが、好色な男の巧みさかそれほど痛々しさはない。硬質な線で描かれる流れるような絵柄が、内容にマッチしていて良い。
あらすじ
悪徳の歓楽街「第九区」。
借金の肩に売られた姉を取り戻すため第九区に訪れた千代。手がかりを掴むため、街を牛耳るマフィアの幹部であり姉が働く店のオーナーでもある男、オルガ・ハンの元へ乗り込む。
しかしそこに姉の姿は無かった。
現在第九区では店で働く女がたて続けに行方不明になっており、姉もその一人であった。
姉の行方探しに協力する見返りとして、オルガはある条件を出す。
「ねえ君ーーー俺の女にならない?」
本文85ページ
強制/無理矢理、処女喪失、断面図、潮吹き、クリ責め
※軽めのアナル有り(1コマのみ)
※糖度は低めです。