30MS戦記 [夢屋花乃屋] | DLsite 同人
あらすじ
バン◯イ・スピリッツのプラモデル、30MS(30ミ〇ッツシスターズ)シリーズをいかにして知り、いかに苦労して手に入れたかの奮戦記です。その時、彼女たちが声をかけてきた…。
30MSの魅力もたっぷり紹介します。
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レビュー
時はまさに、プラモデルブームである。コロナウイルスに端を発する巣ごもり需要により、家できる趣味としてプラモデルが注目を集めた。皮肉なことだが、この動きがユーザーの高年齢化や昔ながらの模型店の減少などを要因とするプラモデル業界の衰退に、歯止めを掛けたことは疑いない。
しかし、急激な需要の爆発にメーカー側の対応が追い付かず、品薄による争奪戦が相次ぎ、所謂「転売ヤー」が猖獗を極めるなど、負の側面が現出したことも、我々は記憶に留めておかねばならないだろう。
さて、この作品で取り上げられているプラモデル「30ms」である。
現在、プラモデル業界のトレンドとして大きな勢力となっている「美少女プラモデル」というジャンルに、かのバ〇ダイが投入してきた超新星だ。
このジャンルは「素体となる美少女+SFチックでメカしい武装パーツ」の組み合わせが主流で、非常に男心をくすぐるものとなっているのだが、値段がおむね\50越え、という金銭的なハードルが存在した。
こにきて現れた「30ms」は、二千円台から購入できるというバカ安であり、生命線ともいえる「表情の可愛らしさ」も、先行者であるコ〇ブキヤが擁する「F〇ガール」「メ〇ミデバイス」シリーズと遜色ない出来栄えで、プラモデル界隈の度肝を抜いた。
その後の反響は諸兄もご存じであろう。
「売っていない」
この一言に集約される。
発売から一年経つにも関わらず、店頭に並んでいる現物を見たことがない。中古屋にも出回らず、ネットを見れば忌々しい転売ヤーが吊り上げ販売しているものだらけ。こまでくると「本当に実在するプラモなのか」「都市伝説の類ではないのか」という疑念が湧いてくるのも、無理からぬ話である。
前置きが長くなったが、私を含めて未だお迎えできていない諸兄は、コレを読もう。購入時のポイントや、簡単なカスタマイズにも触れている。
モチベーションを回復させ、時を待て!