おすすめレビュー
このレビューを書くにあたり、軽くウィキやネットを見てみて。あー、何年か前にネットで話題になってた紅い封筒って、この案件かー。とか、
今は冥婚相手を代替人形で済ませてる…と思いきや、現代でも冥婚を巡る殺人事件があると知り、怖っ! と思いました。
まぁ、この話は架空、作り話なので…ラストはバッドエンドかなー? という怖気はありますが。
山奥に実家がある大学生女性は、夏休みに実家に帰ろうとしているとき、屍を立たせて運ぶ仕事の人たちに会います。
(余談ですが、屍運び屋の屍の運び方が、「幽○道士」のキョンシーを思い出しました。これ、年がバレるな。汗)
このときの屍運び屋は親子で、息子は主人公女性より少し年下の男性でした。
このわずかな出会いが、ある意味運命だったんでしょうか。
数日後、屍運び屋の息子が亡くなっており、誰か妙齢の女性が亡き彼と「冥婚」しなくてはならなくなりました。
因果なのか、白羽の矢を立てられたのは主人公で、彼女は気軽に引き受けます。
冥婚の夜、亡者と結婚式を挙げた主人公は、死者の棺と二人だけで置き去りにされます。
彼女は何も起きないと思っていました。が、棺の蓋が開いて亡者が黒い液体ともにいざりだしてきます。
姿を見せてすぐの亡者の顔はホラーそのものですが、いざ濡れ場となったとき、亡者は整った表情となり主人公を寝台に押し倒します。
で、濡れ場ですが、怖いんですが湿ったエロさもあり、独特の雰囲気です。
これは一見の価値あります(日本語訳が不完全なのでちょっと読み辛いとこありますが、まぁ読めます)。
亡者の男は生前に僅かな出会いでしたが主人公に恋い焦がれており、ある意味彼の執念が実ったともいえます。
結末というかオチというかは、亡者の男に執着されまくってるんだから、冥婚の夜が済んでも、ただじゃ終わらない、といったところでしょうか。あー怖。
あらすじ
これは特殊な結婚式で、私だけの結婚式。そして相手は、一回しか会ってない少年の…屍だ。
シンプルな儀式を行えば済むと思ってたが、亡くなったあの少年には人に知らぬ強烈な執念を持っている――
「ししし…俺を探してる?俺の嫁~」
結婚式を開くために、
少年は目を覚ました。
私は彼の死後に嫁いできた嫁で、亡者の妻だ。
総ページ30P
本文27P+表紙1P+閲覧注意1P+説明1P