守り鬼 [余白屋] | DLsite がるまに
あらすじ
ある朝突然、主人公伊佐美夕貴は見知らぬ森で目覚める。
戸惑う夕貴の前に現れたのは、二本の角を有するまるで『鬼』のような姿をした男だった。
自分を「拾った」というその鬼、二角の焔に伴われて鬼の村に向かう夕貴だったが……
異世界ファンタジー ボーイズラブADV
サンプル
レビュー
体験版をプレイして購入を決定しつもダウンロード販売にちょっと迷っていたんですが、ブログのレビューを見てやっぱり購入を決めました。ともかく同人BLゲーとしてはかなり完成度が高く、丁寧な作り。
私個人の趣味の視点では、ゲーム本編はもちろんなんですが、ムービーや音楽、インターフェイスなんかも結構気になる方でつい気にしてしまうのですが、そういう面でもよかった。
そういったところにまで行き届いていると本編も期待が出来るんじゃないかと期待しまいます。
そして今回、「守り鬼」をプレイした感想としては本編もその期待を裏切らない面白さでした。
総プレイ時間、スチル枚数のボリュームも大満足。攻略キャラは主に二人で多くはないですが、脇キャラもい味を出していて全体を見ればほどよいバランスにまとまっていると思います。
世界観や設定が生きたシナリオで、ストーリーやキャラクターの魅力もよく表現されていて、そのための演出やスチル作り等もプレイをおいに盛り上げてくれました!
そしてやっぱり、立ち絵やスチルと言ったグラフィックのクオリティは素直に評価できます。
同人BLゲーム自体本数が少ないですが、こんな良作が増えることを切に祈ってレビューさせて頂きました。 プレイしたのは結構前なのですが、とてもいゲームで一人でも多くの方にプレイして頂きたくてレビュー投稿することにしました。
とにかく絵の綺麗さとストーリーのよさが秀逸で、下手な商業ソフトより全然出来がいのにこの価格なのが逆に申し訳なくなるくらいです。攻略キャラは二人なのですが、それぞれのストーリーがよく、その切なさに思い出すと今でも胸がきゅーっとするくらいです。あまりにも気に入ったので設定資料集まで購入してしまったほど(笑)。というか、これを書いているうちに久しぶりにまたプレイしたくなってきました(笑)。
とにかく同人ソフトでもこれだけの高レベルな作品があるということを、一人でも多くの方にプレイして知っていただきたいともに、このサークルさんにはぜひ次作を発表していただきたいと切に願っております。 私も素敵な作品だなと思いました。
購入の際の判断のひとつとして参考にしていただければ幸いです。
世界観、文章、音楽、絵…そういったものはとても美麗だと思います。
絵に関してですが、若干クセがある絵のようで、購入検討当初、うーんと思ったのですが、繊細な絵で、世界観にあっていて気にならなくなりました。
むしろスチルがとても綺麗です。
表情はよく変化して、背景や音楽も良くあったものでその点も単調にならずとてもいと思いました。
18禁の作品ですので、そういった表現もありますが、ハードな表現はほぼ無く、エロものというよりかは、断然読み物に近いです。
糖度はそれなりにあるシナリオですが、ガッツリエロではありません!
(私見の比率ですが…ストーリーシナリオ:エロシナリオ 8:2 といった感じでしょうか)
文章も少々耽美といますか、小説に近い感じですので先が凄く気になります。
設定でも、記憶喪失ネタとはまたちょっと違いますが、文章を読み進めていく上でいろなことが明らかになっていくつくりです。
そういった意味でも読んでいて続きが気になる作品でした。
攻略に関して選択肢はそう多くなく、自身で攻略できる範囲だと思います。
せっかく購入して、こちらの作品は読むのが楽しいので、攻略できず不完全燃焼ということは無いかと思われます。
BL作品でこういった丁寧なつくりの作品は少ないように思います。
そういった意味でもこのお値段で、この内容なら納得だと私は思いました。
少なくとも購入して、失敗したなとは思いませんでした。
追記として…
ホームページに主人公の名前を変更した際の、表示バグの訂正ファイルがアップされています。 とにかくシナリオがいです。
男性向け作品に比べると、まだ出遅れた感じのあるBL作品ですが
こちらの作品はシナリオをとても丁寧に書き上げているので、
『物語』として十分に楽しめます。
物語性を重視する方には是非にと、お勧めしたい作品です。
文章の書き方には少し個性があり、漢字はあえて振り仮名を
ふられていないデザインとなっているため、読む人を選ぶものでは
あるかもしれませんが、世界観にとてもあった表現をされているため
文章の書き方すらも、作品のデザインの一貫として見れてしまいます。
スチルをコンプリートしてみると、これもスチルとしてカウント
されてるのか…というような、キャラクターのいないものも
数枚あり、残念な気持ちもあるのですが、他のスチルが、
本当に丁寧に書き込まれているため、満足の作品です。
絵も個性がかなり強い方なので、人を選ぶかと思われますが、
とても世界感にあっており、苦手な人でも気にならないかと思います。
ゲーム自体は『NScripter』で製作されているようなので、
システム自体もかなり扱いやすいです。
ただ、システムボタンの書体が、デザイン上、結構崩されているので
私個人は、最初は何が書いてあるのか分からず戸惑ってしまいました…。 謎めいたモノローグから始まり、主人公の夕貴と同じように訳も分からぬま、鬼の住む世界で暮らすことになります。
明らかに怪しい!というものから、それと悟らせないような些細なものまで様々な伏線が張られているのですが、
真相EDではすべての謎が解き明かされます。
通常ルートは割とあっさりと進む印象があったもの、この真相の展開にはぐっと引き込まれてしまいました。
初めは大人しいタイプの主人公かと思いきや、好きな人の前ではツンデレになってしまうらしく、
キャラもはっきりと立っていたと思います。
中盤にさしかると立派に漢らしさも発揮していて笑わせていただきました。
攻略キャラクターは二人なので、その分もう少しシナリオが長めだとよかったかなと。
また、立絵とスチル絵でだいぶ見た目が変わっていたので、もう少し統一されていれば…と思いました。
対応OSが古め(作品の発表された時期がだいぶ前)なので、
Vista以降の方は体験版でご確認されることをおすめします。 絵も素敵ですが、
ストーリーとゲームの世界観に嵌ります。
個人的に、この手のゲームって、一度プレイしたらその後はしないのですが、これは何度も繰り返しプレイしたゲームです。
主人公伊佐美夕貴の気持ちの揺れプリも見どころではないでしょうか。