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産形邸の六天狗 [冬のいもうと] | DLsite がるまに

    産形邸の六天狗 [冬のいもうと] | DLsite がるまに

    あらすじ

    一つ、産形家の家督は、けっして実子に継がせてはならない
    一つ、産形家の跡取りは”六天狗”により、赤の他人の中から選出する
    一つ、この掟を破った者には、必ず天狗様の祟りが下る
    ――『産形家縁起』より抜粋


    天狗筋と囁かれる産形家の当主、稀代の投資家・産形兆(うぶかた きざし)がこの世を去った。
    夏季休暇のアルバイトで産形邸を訪れた大学生・青山せつな(あおやま せつな)は、なんの因果か産形家の跡取り選定の儀式、六天狗に巻き込まれてしまう。

    六天狗の期間は六日間。
    最終日の日付変更まで産形邸から退場させられなかった、ただ一人のみに産形家の家督と全財産は譲渡される。

    産形邸に集ったのは、いずれ劣らぬ曲者ばかり。
    当惑するせつなに、黒塚一動(くろづか いちどう)は微笑む。

    「この六天狗を勝ち残るために――俺の味方になってほしい。もちろん、俺もあんたに味方する」

    互いの緊張が高まる中、ついに六天狗の幕は上がった。
    はたしてせつなは、天狗の思惑を乗り越えることができ[EOF]

    ――天狗滅ぶべし

    サンプル

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    レビュー

    ルートは1本道。地の文に難読単語、あまり見慣れない慣用句が多々あり調べながらゆっくりペースで読み続けて6時間弱でしたが、非常に面白く一気にプレイ出来ました。
    絵図が今風ではありませんが、どのキャラクターも表情の差分がかなり多くセリフとセリフの間でも変化させているのが丁寧で好感が持てます。
    ショッキングなシーンはありますが、執拗に描かれてはいないので地上波放送のサスペンスドラマが平気なら大丈夫かと思います。
    推理サスペンスからあれやこれやと別ジャンルが詰め込まれてますが、全てが必要な構成なので2週目で改めて唸らせられました。こう書くと取っ付きにくいストーリーかと思われますが、絶妙なタイミングで俗っぽい会話やユーモアの利いた掛け合いが混じるので気疲れせずに読み進められました。
    キャラクターも魅力的で、プレイヤーが感情移入しやすい善良な主人公と得体が知れないが協力的なイケメンのバディ物語ですが、脇役達の描写もしっかりしています。終盤でタイトル「六天狗」の意味が解るのは痺れる展開でした。
    残念な点は、メッセージウインドウが無く文章が上の段に表示されるのでキャラクターの顔が隠れてしまう事。ストーリーが一本道で、バッドエンドやクリア特典で別視点ルート等が無いのが悔やまれます。短編集に期待します。
    あとレビュータイトルですが、日本人特有の「傲慢」がテーマかなと感じました。「シン・ゴジラ」みたいに日本人しか解らない事情というか業が描かれています。これが天狗という民族学的なアプローチも絡んでいて面白いです。
    どんなに文明が発達して新鮮な情報が入り乱れ、個人の能力が最大限に発揮される時代になっても、最後に必要なのは一人の「良識」や「思いやり」という手垢がついた善性をどれだけ持てるかにかっている。十分楽しめましたが同時に自戒もこめられた物語でした。 システム
    一本道のノベルもので、章だて仕様になってますが、一章二章と明記されてはいません。
    表○裏○みたいなカットでの演出です。
    クリア後にBGMとCG観賞はありますが、シーン回想はないので、この章カットが入ったらセーブ推奨。
    お話
    まずは恋愛面。
    一本道なので、ラブラインはブレなさそうだなぁと思っていたら、本当に一切まるっきりブレない!
    攻略キャラ一動『からの』愛が深すぎて、あれ、これ寧ろ主人公のせつなが攻略されてるやん。な、感じがひし。
    からの!
    せつなの見事な侠気によるどーん!
    最初はせつなの方が守られてる系ですが、物語の核を越えてからの男前っぷりは、まさに惚れ直す!な感じでした。
    でも攻めは一動から、後半もそのへんの手腕は遺憾なく奮ってくる。
    私、二人ともめっちゃ好きです!
    別離と再会がくるしていても、大切なものは変わらない。
    本当に感情の根はブレない執着と執念で作られた純愛。
    上記の恋愛が根であり、花であったとしたら。
    『六天狗』は、樹齢重ねちゃった木の幹的な?
    六天狗が、なんで『六』なのかとか、さらりと仕込まれて、上手いです。
    天狗のありよう。それに相対する鬼。序盤でも差し込まれてるのが、転機になる話でようやく理解できてきたなというとこで、本番の天狗筋のしっかり天狗具合に納得です。
    ミステリ的な切り口ですが、起こった事件を推理するよりは、登場キャラクターの感情のありようを追っていくのが面白いお話かなと。
    天狗を人に戻すのが情ならば、それがないものは救済されない。因果なお話です。
    お一人、めっちゃ可哀想な方がいらっしゃるのですが、本家さまのサイトにて、ちょっと救済なお話のS読めるので、合わせて楽しませて頂きました。
    分岐がないからこその、状況がくるしながらも根がブレないお話で、読み応えあります。おすめ! ・読み始めから読了まで、あっという間の6時間でした。
    ・会話のテンポがよくて癖になります。
    ・物語の緩急や温度が楽しいです。
    読んでいるうちに個人的に浮かんだ疑問が作中で解かれて、テンションが上がりました。サスペンスジャンルですが、ミステリーっぽさもあって面白かったです。この作品が気になっている方には是非おすめします。 5時間30分ほどで読了。
    プレ体験版だけでも4回やり、作品が登録されてからは発売をいまかと指折り数え、日付が変わってすぐ買いに行くほどに楽しみにしていました。
    体験版にはサスペンス部分が凝縮されているので、そこを気に入ってプレイすると物足りなさを感じるかも。
    かといって戦闘シーンに期待すると、切った張ったは1シーン。とはいえ1章ほぼ戦闘シーン。…うーん難しい。
    そのかわりにキャラどうしの言葉を使った殴り合いはすごく充実していたと思います。
    頭がよくて意地が悪い者たちがやる言葉の殴り合いはなか壮観。作者さんのこの描きかたすごく好きです。
    ただ終盤も言葉のバトルがメインですので、絵的な映えがなく、盛り上がりは感じずらいかも。
    「人外VS人間」と銘打ってあるので捜査パートでいきなり超展開による真相判明事件解決!となってもいようにずっとかまえていましたが、ちゃんとミステリー部分はミステリーしていましたので、もっとじっくり楽しんでおけばよかったと思いました。もう1週やります。
    クリア特典はCGとBGM鑑賞モードでした。 大好きな作者さんなので迷わず購入です。
    キャラ同士の軽快な掛け合いや、話が進むにつれて掘り下げられるキャラの描写に引き込まれます。
    話のなかで繰り返される〃ある日〃も、読んでいて飽きがきません。音楽もそれぞれ場面にあっていて緊迫感や不気味な感じを盛り上げて楽しいです。
    読み終わりたくないけどクリックする手がとまらない・。とてもよかったです。 冬のいもうと様の作品を発売前からずっと楽しみにしておりました。
    もう信者と言って差し支えない私のレビューなど、客観性もなく、私以外の人間には何の意味もなさないとは思いますが、言葉を残さずにはいられないのでレビューさせていただきます。
    序盤はサスペンスで始まります。
    デスゲームというよりは、トリックなどに雰囲気は近いかと思われます。
    参加者はそれぞれ腹に一物かえる人間ばかりですが、なんというか憎めないんですよね。これは単純に物語の中のキャラクターだからそう思うだけで、おそらくリアルにいたらやべえ!となるのは間違いないですが、少なくとも誰も死ないでくれーとは思います。私は。
    このゲームは選択肢無しの一本道ノベルですので、冬のいもうと様の世界観に溺れている人減には間違いなくお勧めできますが、選択肢を選びたい、いろんなエンディングが見たい、という要望を持つ方にはお勧めできません。
    いや、本当は勧めたいし、なんなら全人類プレイしてくれーとは思いますが、それは私個人の願いなので、小声(?)で留めておきます。
    レビューらしいレビューを書けないことに落ち込みつ最後に一言、いつも素晴らしい作品をありがとうございます!いつまでも、愛してます。