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古書店街の橋姫 [ADELTA] | DLsite がるまに

    古書店街の橋姫 [ADELTA] | DLsite がるまに

    あらすじ

    大正十一年六月 梅雨の神保町
     
    会津から上京してきた玉森は、帝大合格を目指す浪人生。
    しかし底知れない空想癖とだらしない性格が災いし、たった二年で下宿先に見限られてしまう。
    とある縁で古書店・梅鉢堂に住み込みで働くことになった玉森は、
    同郷の親友らに甘えながらも浪人生という猶予期間を謳歌していた。
     
    そんな中、頼りにしていた親友の相次ぐ自殺と怪死。
    雨の降る三日間をなぜか繰り返していることに気づいた玉森は、
    彼らを掬うため神保町を奔走する。
     
     
    何が現実で、
    何が幻覚なのか。
     
    友人の死の謎を追う、ポップオカルトな大正ミステリー

    サンプル

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    レビュー

    雨の神保町を玉森と共に何度も繰り返し、時にくじけ(そうになり)ながら、なんとかフルコンプしました。
    感想としては、面白かったのはもちろんですが、もっといろんなみんなを見ていたかった、の一言が真っ先にくるかもしれません。
    攻略キャラクターは五人、各ルートの選択肢は個別ルートに入るときのみ。
    また、エンディングもバッド/ハッピーはとくにありません。
    友人が死んでしまう日をむかえてしまった、という、「その時点」こそが、本来のゲームであればバッドエンドと言えるでしょう。
    その、「本来のバッドエンド」を回避するために三日間を繰り返し、ようやくつかんだ「たったひとつのエンディング」=ハッピーエンドなのかもしれません。
    それでも、四人の物語を見て、登場人物に愛着が湧いたからこそ、もっと違うエンディングを迎える玉森とみんなを見たかったな、と思いました。
    ですが、各登場人物たちの造形、シナリオ、背景、音楽どれも完成度が高く、プレイしていて非常に楽しく、先を進める手を休むことができませんでした。
    (ただし水上ルートではあまりにも掬わせてくれなかったので玉森と共に一度心が折れました)
    ゲーム冒頭と攻略後を比較して、個人的に好感度の触れ幅が大きかったのは川瀬。
    「この人と恋仲になるのか…むりだろ…」と思っていたのに、攻略後はむしろこちらが攻略されていました。玉森とずっとお幸せに。
    一方、私は花澤という人物を決して好きにはなれないのですが、物語として一番面白かったのは彼でした。
    花澤ルートはエンディングだけでなく、ぜひ公式サイトの後日談まで読んでいただきたい。
    総合的にみると、さまざまなところに作者さんのこだわりが感じられる作品で、プレイして良かったと思います。
    副読本、さっそく楽しみにしています。
    ※能面の男ルートはある意味ジョーカーのようなものなので、ご注意を これが同人ゲーム‥?
    という、私の中の同人ゲームという概念をぶち壊した作品でした。
    なんと言っても絵の綺麗さ、物語の良さ、音楽、雰囲気
    全てが完璧でした。
    立ち絵が綺麗な作品はスチルが割と崩れてたりする印象がありましたが全くそんなことはなく、一枚が丁寧で更に枚数も多く驚きました。
    いろんな人が死ぬしいろんな人が様々な感情を抱いている中、主人公の玉森くんに感情移入してしまいます。
    サイトに載ってる後日談も是非読んでください‥。
    川瀬を嫌いな腐女子はいないです。 主人公の玉森くんが特にかわいかったです!
    考え方が完全な善人じゃないところが個人的にはよかったです。あと、思いきりがいところも好きです!
    攻略キャラとの会話のテンポが合う人にはオスメです!ひとまず体験版をプレイしてみてください! 作品内容については他の方が記載されておりますので、容量やダウンロード先などについて記載いたします。
    まず、とても容量が大きいです。六分割されており、それぞれをダウンロードするのにも時間かるかと。
    最新スペックであれば何ら問題は無いと思われますが、解凍ファイルを開くのにも時間がかります。
    解凍先については外付けハードディスクに入れてしまうと、クリーナーやセキュリティソフトでDlが読み込めなくなる恐れがあります。解凍先は内蔵ハードディスクをお勧めします。
    ですが、時間をかけてでも損はない良作だと思います。
    伏線の拾い方も文章の流れも違和感なく行われ、読み手に親切な物になっておりました。辻褄が合わない部分も多少ありますが、そこは読み手に委ねられているのだと感じました。
    明治・大正時代作品特有の倦怠感や薄気味の悪さも表現されており、私はとても好きです。
    最後に、一押しキャラは蛙男です。 3日間を繰り返すなかで友人の死の真相を求める主人公という物語に惹かれて購入したのですが、他のキャラの謎が浮かんでは別のループで伏線を回収しまた新たな謎が残っていくのが良かったです。
    場面を彩るサイケデリックなものやレトロなスチルが魅力的でした。ゲーム内の曲も凝っていて、主人公の心情や大正の時代に合っています。
    システム面はキャラのボイス設定が細かく調節できます。個人的にはバックログが縦読みだったのが凄く素敵でした!
    まだ水上ルートしかクリアしていませんが、製作者様の世界観への強いこだわりを感じる作品でとても好きです。 同人作品とは思えないほどのクオリティ。商業作品としてもかなり良質な方に入るほどの完成度です。イラストは美麗、ストーリーも破綻なく文章も綺麗、フルボイスで声優の演技力も皆さん素晴らしいです。逆に言えば同人的な気安さがなく、プレイするのにそれなりの気力が必要なところはありましたが、クリア後の満足感も大きくたっぷり楽しめました。
    大正風のレトロな雰囲気が好きな人は絶対にツボに入ると思います。登場人物のスタイルも書生、学生、軍人、科学者など、衣装フェチとしても幸せになるバリエーション。キャラも個性的かつ違和感なく、世界観に上手く溶け込んで存在感を出していました。
    話の流れとしては、まず正史である固定ルートを堪能した後、キャラごとに分岐してIFルートを楽しむといった流れ。本当は違うキャラを目当てに始めたんですが、正ヒロイン?ヒーロー?の健気さに胸打たれてハマってしまいました…どのルートも愛が深く、ドラマティックかつ意外性溢れる展開が待っているので、少し停滞する中盤もわくしながら進めることができました。
    ただ一人、恐怖方面でR要素を盛り上げているキャラについては、いやこのホラー要素とどう恋愛するの…?と呆気に取られたものですが、ルートに入ってみればまさかのほのぼの展開…!?となり、意外性に笑わせてもらいました。作り方がうまいなあと思います。
    人が死ぬ描写はかなり度々出てきますが、凄惨なイラストなどはないので、文章なら割とどこまでもOK!というタイプは大きな地雷もなく楽しめると思います。お勧めです。