おすすめレビュー
因習の村のお話です。この村の女達は、年頃になると巫女として、神社に招いた妖怪の接待を勤めねばなりません。妖怪が大人しくする代わりの生贄なのです。拒めば村では暮らせません。
娘の今回の相手は、戦前文士風の「水野さん」以下4名の河童御一行。酌をする娘が着る物は、下半身は前垂れだけ、捲れば丸出しの冒涜的な巫女装束。座敷の宴席は程なく巫女を輪姦する凌辱の場となります。
河童の異能による強制失禁、巨根を容赦無く撃ちこむ無情な凌辱。娘を快感で玩ぶも悲鳴を曳き出すも気分次第の一方的な行為。
立体的な厚みの腰回りのデッサンと、円柱感のある腿の曲線が美しい描画は実に眼福☆
明暗のグラデーションが、異種姦の仄暗さを写してとても効果的です☆
さて、お勤めする女は、何泊もの接待の間、学校や職場を休みます。村の誰もが、今誰が妖怪に犯されているか知っているわけです。公開羞恥的な、実にエグい状況。日常に帰った女達の微妙な立場と振る舞いに想像が膨らみます★
こから行為は更にエスカレート。河童の●茎の温感操作で、冷え切った前と焼け火箸のような後ろの二穴責め。感覚を玩ぶ烈しい凌辱の果ては引攣る足指と山のように滴る大量射精です。容赦の無い昂奮の描写☆
そして、苦悶する娘の、なぜこんな事をという「問い」が、物語の次の扉を開きます。
河童が語る、人里に行くと死ぬという大昔の呪い。村に囚われ、街で人と交わり文化を楽しみたいという願いを呪いに拒まれる怨み。
女達と同じく、河童もまた、この村の抑圧の被害者だったのです。
こから娘と河童たちの、コミカルなどんでん返しの和解の試みが始まります。展開に意表を突かれますが、とても良いものです。
娘の、酷い仕打ちをされた相手に対しても、その事情に共感し寄り添える寛容、人(?)助けの労を惜しまない人の良さ。感動的ですね☆
えぐい昂奮の性描写とちょっと捻った含蓄ある物語が手際良く盛られた小品。お勧め。 まず村の掟で主人公が河童たちに輪姦されてしまう様子が描かれていきます。
河童という水棲系の妖怪ならではの能力を使われつ責め立てられ、
ページ数はさほど多くないもの十分に興奮させられる濃さがあったと思います。
その輪姦の先に用意されていたハッピーエンドに繋がるやりとりこそが、
本作のなかで最も印象的な場面だったように思います。
最後のページを見てほっこり幸せな気分にさせられた、とても良いお話だったと思うわけなのです。 しっかりと物語が作られており、
たった15ページの中にエロ、切なさ、優しさ、癒しが入っているのがすごい。
読み応えがあり、満足の作品でした。
村のために妖怪に身を捧げる巫女、
巫女と引き換えに人間に飼い殺しにされている妖怪。
まだ少し小さい身体が異種によって輪姦されるのもあり、
前半はダークなエロ、といった雰囲気ですが
後半、ピュアな巫女の心が妖怪たちを救います。
巫女と妖怪。切なく哀しい事情を抱えた二つが交わったとき、
やさしい世界が生まれ、迎えたほっこりエンディング。
読んだ後「ふぅ~」とじんわり身体があたかくなる感覚です。
最後、この物語に出てきた皆の幸せそうなひときを見れて、
「良かったなぁ…」と、こちらも満たされた気持ちになりました。
素敵な作品です。 大変読みやすく、エロありストーリーありキャラクターの愛も感じとても良かったです。風習やしきたりなどの説明文も長ったらしくなくスッと頭に入ってきました。展開に追いつけないとか理解ができないとか、そういうのが無かったですし、わかりやすい文やセリフでキャラクターたちの心情や行動の背景が読者にもすごく伝わって惹き込まれました。あとがきなど含め17ページの中で作者様の文才、表現力やキャラクター愛が光っていると思います。改めて、とっても良い作品に出会えました。ありがとうございます。
あらすじ
主人公の村では、巫女は妖怪への性接待をしなければなりません。
同意のもとに夜の暗い和室で河童の男達に輪姦されてしまう巫女の話です。
最後はハッピーエンドで終わります。
本文モノクロ15ページです。