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”ハッピーテイル 【コミックス版】” 購入レビュー

作品購入レビュー

今回ご紹介するのは、独身アラフォーサラリーマンと新人サラリーマン、そして人化したプレーリードッグのぬいぐるみが繰り広げるゆるふわラブコメディです。

作品内容

 プログラマーの白尾は、独身で一人暮らし。仕事漬けの毎日で、同期の紅野から寂しいんじゃないかと心配されています。
 紅野にペットでも飼えばと勧められた白尾は、スマホでペットの値段を調べますが、思ったより高かったので諦めます。そのとき、「幸せを運ぶぬいぐるみ」という広告が目に入ります。白尾はそのまま寝落ちしてしまったのですが、うっかり購入ボタンを押してしまっていたようで、次の日宅配便が届きました。
 箱の中に入っていたのは、特大サイズのプレーリードッグのぬいぐるみ。しかし、セール品のため返品はできないそうです。
 しかたなく白尾はそれを枕代わりにすることにします。
 それ依頼、白尾はぬいぐるみを抱き枕にして寝るようになったのですが、思いのほか寝心地が良く、毎晩快眠で体調が良くなり、仕事も順調に捗るようになりました。
「幸せを運ぶ」というのは嘘ではないのかもしれない。白尾がそう思い始めていたある朝のことです。目が覚めると、白尾の腕の中にはぬいぐるみではなく人間の男の子がいました。しかも、耳と尻尾が生えています。

 男の子は自分があのぬいぐるみなのだと言います。ぬいぐるみの説明書を読んでみると、確かに「稀に人型に変身します」と書いてありました。

 名前がないという彼に、白尾は「クロ」と名付けます。こうして、二人の同居生活が始まりました。
 クロはスキンシップが好きで、白尾にまとわりついてきたり、挨拶のキスをしてきたりします。
 また、クロはプレーリードッグの性質を受け継いでいて、寂しいとストレスで自分の体を噛んで傷つけてしまいます。毎晩帰りが遅い白尾を待ちながら、クロは自分の腕を噛んでいました。それを知った白尾は、残業をやめ、なるべく早く家に帰るようになりました。
 その様子を見て、白尾をライバル視していた新入社員の青海は、拍子抜けしてしまいます。
 白尾は同期の紅野を家に招き、クロのことを相談しました。紅野は、職場にクロを連れてきたらいいんじゃないかと提案します。
 一方、青海はなんとかして白尾に自分の実力を認めさせてやりたいと思っていました。そこで敢えて難しい仕事を引き受けます。
 ところが、その仕事で青海がミスをしてしまい、チーム全員が土日も出勤して修正することになりました。
 しかたなく、白尾は職場にクロを連れて出勤します。会社の皆はクロを可愛がってくれました。
 その日の深夜、白尾やみんなが寝ているときに、クロは青海に声をかけ、彼の悩みを聞いて仲良くなります。
 それから、青海はクロと遊んであげるという名目で、白尾の家に頻繁に遊びに来るようになりました。
 青海は白尾の優しさやかっこいいところを知って、彼を好きになっていました。
 そのことを青海から聞いたクロは、なぜか胸が痛みます。
 白尾と青海はどんどん距離を縮め親密になっていきます。
 ある日、クロは熱を出して倒れてしまいました。
 ベッドの中で看病されながら、クロは言いました。
「僕達の使命は、ご主人様に幸せを運ぶことです」
「ご主人様にとってかけがえのない存在が現れたとき、僕達の役割は終わります」
「ふたり、幸せになって」白尾と青海にそう約束させて、クロは元のぬいぐるみの姿に戻ってしまいました。
 

後日、クロがいなくなって落ち込む白尾に、青海は「好きです」と打ち明けます。
「寂しいなら寂しいって、吐き出せばいいじゃないですか。悲しいなら、泣いたっていいじゃないですか。ひとりじゃないですよ。先輩、俺が側にいます」
 そう言う青海の肩に額を預けて、白尾は「俺の負けだ」と呟きました。
 翌朝、目覚めた白尾と青海の間には、人間の姿のクロがいました。
「クロに会いたい」という白尾の強い想いがクロに届いて、会いに戻ってきてくれたのでした。

まとめ

 不思議で可愛らしくて、心がほっこり温まるお話でした。特にクロくんが可愛かったです。ケモミミと尻尾が好きな人にはたまらないと思います。また、年の差のある先輩と後輩という組み合わせもたまりません。
 普段はメガネで髪ボサボサの主人公が、いざというときには髪をオールバックにしてメガネをコンタクトに変え、イケメンに変身するというのも良かったです。
 主人公の白尾と青海の仲は告白から進展しませんでしたが、今後どうなるのかとても気になりました。もうちょっと進展してくれたらよかったのにと、少し物足りなく感じました。

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ハッピーテイル 【コミックス版】

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